この武器輸出3原則見直しを内閣で協議したのであろうか?? 仙谷官房長官は、「現段階で菅内閣として3原則を見直す方針を決 めた事実はない。引き続き政府として堅持していかなければならな い」と述べ、見直しに慎重な考えを示した。 ゲーツ国防長官に約束するのは、北沢国防相は言い過ぎではにのか ? 岡田幹事長も同様の発言をしているので、内閣、党のどちらとも協 議をしていないことは確実である。 どう民主党の政策は決まるのか、内閣を構成する大臣もその手続き を踏んで、海外に発言しないと、日本の公約を破ったことになるぞ !! この事態は、外交上、非常に心配である。 ============================== 武器輸出3原則見直し、官房長官は慎重 仙谷官房長官は12日午前の閣議後の記者会見で、北沢防衛相が 武器輸出3原則の見直しに前向きな姿勢を示したことについて「現 段階で菅内閣として3原則を見直す方針を決めた事実はない。引き 続き政府として堅持していかなければならない」と述べ、見直しに 慎重な考えを示した。 ただ、「時代状況や技術体系などは3原則を決めた段階と大きく 変わってきている。(3原則を)21世紀型に見直す必要があるの かないのか、これから議論が展開されるだろう」とも述べ、年末に まとめる防衛大綱に関する議論の中で、見直しの是非を検討する意 向を示した。 (2010年10月12日11時56分 読売新聞) ============================== 「武器輸出三原則」見直しを検討 北沢防衛相が表明 2010年10月11日1時35分 【ハノイ=河口健太郎】ベトナムを訪問中の北沢俊美防衛相は 10日、同行記者団と懇談し、原則すべての武器の輸出を禁じる武 器輸出三原則について「新・武器輸出三原則を作り出したらどうか 」と述べ、見直しを検討する考えを表明した。 11日に当地で開かれる予定の日米防衛首脳会談で、ゲーツ米国 防長官にこうした考えを伝える方針。北沢氏は、年末に決定する新 しい「防衛計画の大綱」(防衛大綱)で「一定の方向性を出すべき ではないか」とも語った。 理由については「国際的には共同開発が主流になってくる中で、 身動きのとれないような形で(日本の)生産基盤や技術基盤が劣化 していくのを手をこまねいてみているわけにはいかない」と述べ、 国内の防衛産業育成の必要性を挙げた。一方、「閣内の調整、十分 な理解を得る努力をしないといけない。防衛相としての一つの考え 方だ」と、菅内閣として方針決定していないことも強調した。首相 周辺も「政府が了解したというのではなく防衛相の思いだ」として いる。