3681.日本の生きる道とは何か??



日本の生きる道とは何か??

今の時代は、日本だけ一国経済では無理。世界経済の中の日本で需
要を世界に求めるしかない。求められる物を提供すれば、日本企業
は生き続けられるし、日本人が何かの役に立てる。お隣、中国は需
要の宝庫である。こちらは供給の宝庫であり、中国で売ればよい。
その仕組みも出来始めている。ネットだ。

日本でのビジネスは難しいが、中国でのビジネス自体は簡単である。
しかし、中国人を信用出来るかどうかの問題がある。この難しさが
ある。中国人の友達をどう作れるかが問題のようである。 

経済は中国でやるのは良いが、労働賃金上昇を政府が主導して、海
外企業に要求することが起こる。このため、物を作る国ではない。
物を売る国である。お金は中国の物で持ち出すしかない。世界で売
れるものを中国から日本以外の国で売る。

世界経済の中で生活するということは、欲しいものがある国と欲し
いものを適正価格で作る国の商品を売ればビジネスになる。この時
、日本製である必要もない。日本の機械をカンボジアに持っていき
、そこで作り、ベトナムで売るでも良いのである。

このように、日本を離れるとビジネスがしやすいことになる。それ
も物作りのノウハウは日本には多くある。もの作りの伝統があり、
織物の人力機械(機織機)も日本にはある。 

江戸時代に使ったような機械が発展途上国では必要なのである。木
製の水車技術、上総堀の井戸技術、織物機械などで、途上国の産業
を興すことができる。世界に眼を向ければ、いろいろなビジネスが
ある。

べき論者は、社会主義的な思想を好む人たちであり、日本しか知ら
ないで、日本独自の経済政策があり、世界とは違うと思っているよ
うに感じる。しかし、世界経済の一体化しつつである現在、日本一
国での経済はない。日本のように需要不足では経済的な発展はない
からで、世界経済の中で生きていくしかない。世界経済の動向を把
握して、日本の経済政策を決定することが必要になる。

日本の技術を世界で使うという思考であれば、日本のサービスの仕
方とか日本の井戸技術とか、繊維技術とかを最適な国の国民に教え
て、その出来た物をそれを欲しい国で売ればよいことになる。日本
だけでは難しい。

現実政治は誰がやっても、あまり違わない。財政政策でも今必要な
のはどう赤字を無くして、国債発行量を少なくして、長期金利上昇
にならないようにするかでしょうから同じである。日米同盟もどう
抑止力を確保するかで同じである。あまり違わない。

違いがあるのは、理想主義のべき論者たちと現実主義者との間であ
る。すると、小沢さんと菅首相の間は凄く違うことになる。



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