3662.中国モデルとは



中国モデルとは

中国モデルが魅力的に感じ始めた国が出てきている。また、イスラ
ムの民主化が難しい。@taoistburke 世界の民主化という新しい世界
同時革命の夢が潰えてから、世界が不安定になってきたような気が
します

世界には中国モデル、イスラム教モデル、民主化モデルの3つがあ
る。アジアとトルコなど周辺地域のイスラム教は民主化できている
が、イスラム教中心地の民主化は難しい。

中国モデルは、南米とアフリカで大きな力を持つようだ。イデオロ
ギー的な対立を中国は、陸海融和論で明確にしないような間接戦略
とシーレーン防衛という直接戦略を組み合わせて資源国家を中国モ
デルに巻き込んでいる。

中国はアフリカとの関係を重要視している。そして、中国のインフ
ラ整備と資源採掘費用でアフリカは発展し始めている。一度、貧し
い国の国民が豊かになると、どんどん発展していく。自動車などの
商品市場になり、日本・韓国・中国の有望な市場になる。中国マネ
ーと人がアフリカ開拓をしているようだ。

しかし、中国モデルのアフリカ諸国は、非民主化的な諸国であり、
そこの発展に中国が寄与して、武器援助なども加わり国内紛争で非
人道的な行為を行う国もある。しかし、スリランカのように国内紛
争を解決することにもなり、中国モデルが全体的に悪いとも言い難
いこともある。

現時点は、米国という幕府がいるので、中国は米国を中心とした譜
代藩でもある民主国家群に遠慮しているが、中ロは薩長のような連
合を組み、米幕府と佐幕の国家群を圧倒する可能性もある。国連で
もアフリカを味方にして優位になる可能性が増している。

米国は、今後1兆ドルの軍事費を削減するという。米国の軍事的な
優位は失われる。軍事的な優位は中国海軍になる可能性が高い。こ
のため、中国を米国は世界経済などに応分の責任を持って欲しいと
思っているが、そうなりそうにない。軍事的な優位が確立したら、
直接的な脅威で、交渉をしてくる。孫子だ。



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