3595.re:no.3592. 実心実学の復活



Re: no.3592. 実心実学の復活
From: 國井 明子

そんなに、キリスト教社会は、立派なのだろうか、クリスチャンに
なると寛大な心を持つことができるのだろうか。
   
欧米のヘッジファンド、米政府資金を投入してもらった企業の経営
者の放恣極まりない生活実態が注目を集めました。
   
歴史を遡れば、欧米社会は、アジア諸国の金銀財宝を奪い取って行
きました。施しどころか植民地化し、奪略していきました。
   
アフリカ人を米に騙して連れていき、奴隷としました。アフリカ諸
国を植民地化し、民族紛争の原因をつくったのも、キリスト教徒。
   
他国を攻撃するだけじゃなくて、あのユーゴスラビアの紛争。神父
の祝福を受けて、広島長崎の原爆投下に来ている。
   
クリスチャンで有名なのは、麻生太郎前総理、大平正芳元総理。日
本の既成仏教の現状には、誠に残念でならない。儒教に関しては、
私は不明である。
   
しかし韓国は、儒教の国で、クリスチャンも人口の半分以上に達し
ていると聞いている。
   
明治初期、西洋文明が入ってきて、日本人の知識人の多くが洗礼を
受けたが、聖書を読んで呆れたらしい。日本の伝統文化を身に着け
ていたからだろう。
   
施しを受けるのは、宗教者だけにして欲しい。政治によって、生活
補償を受けるのではなく、社会の一員として、誇りをもって、自身
の能力を活かし、生きられる社会が形成されねばならない。そして
納税意識を育み、健全な社会がもたらされることを願う。 勝者や
敗者といった存在のない社会を願う。
   
其流派に辟する人に於てハ、無智無学のの人よりも、国の為に大害
を生することしるへし。(浜田彦蔵)
   
政治に宗教を持ち出すことは、慎んだ方がいいのではないだろうか。
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(Fのコメント)
 ビル・ゲイツは国家予算以上の資金を財団にして、貧者のために
その資金を使うということをしている。米国に居た時に、金持ちの
篤志家がキリスト教の教会に寄付していたし、キリスト教会では無
料で、貧者に医療や食事を提供している。この福祉資金は国家の金
ではなく。寄付である。

その篤志家に聞いたら、寛大な心ではなく自分が天国に行くための
行いとして、地域の貧者を助けるのは当たり前であるし、国も寄付
を経費に認めているという。自国民以外はゲイツのような人しか寄
付していないので、海外の外国人は敵と見ている可能性はあるが。

日本人には、一神教の宗教心を理解できないようだ。寛大な心では
絶対なく、自分の利益の(天国に行く)ために寄付をしているのだ。

というように国家ではなく地域住民・同人種同士が助け合っている
姿を見ると、テキサス州の所得税が0%であり、消費税5%だけし
か税金がないというのも分かる。

日本は現時点、福祉の全てを行えるような財政状況ではないことも
事実である。このときに、地域住民同士の助け合いという意識がな
いと、日本は益々、勝者の国で敗者が貧乏になるような気がする。

敗者、勝者がない国にするには、仏教思想や古代の儒学では無理で
、宋・明代以降の朱子学・陽明学しか日本には基盤になる思想がな
いことになるが、その伝統的な思想を封建主義思想とGHQに徹底
的に排除されたので、団塊の世代を含む現代人の多くは知らない。

今流行の「江戸しぐさ」も陽明学の1つの思想のも元に作られた仕
法ですよ。

宗教は政治に持ち込むのはいけないが、思想は必要である。

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