3564.今後の日本経済は



日本の失業率が5%を割り、やっと経済的に製造業から復活し始め
ているようだ。工場の壊れた設備をメンテナンスする需要も出てき
ている。

しかし、中国などの外需に依存しているために、国内消費者は動い
ていない。このため、サービス業はまだ景気低迷の状態になってい
る。

このため、当分は財政的にも厳しく、国債発行を増やすことになる
。この国債の引き受け手がいなくなる。団塊の世代が退職して、退
職金が貯蓄に回り、その預金量が銀行の貸出先が無く、国債を銀行
が買っていたが、その団塊の世代の退職も峠を越えたことで、今後
預金量が増えることは無く、反対に減る方向になっている。

このため、亀井さんが国債の引き受け手として、日銀に引き受けを
検討すべきだきた。日銀は紙幣発行高までの国債引き受けを現時点
も表明している。これ以上の量を引き受けろ言うことのようである。

これには日銀も反対を表明。財政健全化を政府は行うべきと表明。

しかし、世界的に財政悪化が起きていて、日本はギリシャより国債
発行額を多く、心配されている。しかし、現時点では安全通貨とし
て円高になっている。1ドル=88円になっている。

当面、日銀は紙幣発行を増額しても大丈夫な状態ではある。

さあ、どうなりますか??

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円続伸、一時88円台前半 東京市場、2カ月半ぶり水準
 4日の東京外国為替市場で円相場は続伸。1ドル=88円台半ばで
推移した。3日のニューヨーク外為市場では一時88円32銭まで上昇
し、昨年12月14日以来、約2カ月半ぶりの高値をつけた。ギリシャ
の追加財政再建策の発表を受けてユーロ買い・ドル売りが広がり、
円も対ドルで買われやすかった。

 ギリシャは付加価値税の引き上げなどで48億ユーロの赤字削減と
なる追加財政再建策を発表。財政不安がやや後退し、海外のヘッジ
ファンドなどが対ドルでこれまで売っていたユーロの買い戻しを進
めた。

 円はドルに対してつられて上昇したが、円買いが一巡した後は国
内投資家による円売り・ドル買いもみられた。(11:52) 
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「日銀は国債直接引き受け検討を」金融相

 亀井静香郵政・金融担当相は2日の閣議後の記者会見で「日銀が
国債を直接引き受けて財源を一時的に確保することは、何も不思議
な話でない」と述べ、財政状況が厳しいなかで日銀による国債の直
接引き受けを検討すべきだとの持論を改めて展開した。金融相は「
このような財政状況の場合は大きな仕組みを考えないと(いけない
)」と指摘し、「単純な国債だけでなく、無利子非課税国債の発行
も前向きに検討する時期だ」と述べた。(15:01) 
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1月の完全失業率4.9%、有効求人倍率も0.03ポイント改善

 総務省が2日発表した1月の完全失業率(季節調整値)は4.9%と
前月から0.3ポイント低下し、10カ月ぶりに5%を下回った。厚生労
働省が同日発表した1月の有効求人倍率(同)も0.46倍と前月から
0.03ポイント改善した。景気の持ち直しを映し、雇用情勢の悪化に
歯止めがかかってきた。ただ企業の採用意欲は依然として低調で、
雇用が本格的に回復するにはなお時間がかかりそうだ。

 完全失業率は15歳以上で働く意欲がある人のうち、職に就いてい
ない人の割合を指す。男女別では男性が5.2%、女性が4.6%だった。

 失業率が改善したのは就業者数(季節調整値)が6303万人と、前
月比で54万人増えた影響が大きい。政府が新たな雇用の受け皿とし
て期待する医療・福祉は前年同月比26万人増。卸売・小売業は7万
人減だったが、マイナス幅は2009年12月の23万人減から大幅に縮小
した。(10:38) 


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