3558.トヨタ問題について



トヨタの急拡大は問題を起こすと、モータの先生は注意していた。
このため、このコラムでもトヨタが危ないと書いたが、それが現実
化してしまった。このため、先生に今後の対応をどうすればよいの
か、行って聞いてきた。

自動車の電子制御は、その土地の環境に合わせて、作りこみをする
。このため、他地域ではその環境に合わせた調整することになるが
、やはり限界があると。

このため、米国用の電子制御設計をする必要がありそうだと。先生
の対象はプリウスの回生ブレーキとブレーキの関係についてである
ようだ。日本はストップアンドゴーが多いが、米国は高速運転が中
心で、その併せは違うと見た方がよいと。

米国に豊田章男トヨタ社長が行くが、手紙を出しておいたが、その
手紙のような対応をしているので安心していると。品質保証体制を
強化するというより、ISO9000などの外部の目で見させる必
要がある。今までトヨタはISO9000を取得していない。トヨ
タの品質基準の方が上であると担当者は豪語していたが、内部だけ
での保証になり、外部チェックがないことになっている。

米国で現地生産しているし、それを世界に輸出しているので、米国
南部はトヨタの味方になる。南北戦争でもある。北部UAW対南部
州の戦いでもある。

米国の風土は、論理的に第3者説明で、他社との比較を多用して説明
を行えば、それで納得する。それを大々的にトヨタは米国で行う必
要がある。ピンチはチャンスでもある。一層の理解を増すことに全
力を入れることである。

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トヨタ社長「米当局に全面的に協力」 米公聴会 
 【ニューヨーク=清水石珠実】トヨタ自動車の豊田章男社長は24
日、米下院監視・政府改革委員会が開いたトヨタ車の大量リコール
(回収・無償修理)を巡る公聴会で、「米当局の調査に、全面的に
協力していく」と述べた。今後、海外での事故やリコール情報を、
国境を越えて公開する法整備に対する賛否を問われて、「イエス」
と賛成する意向を示した。 (09:27)
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豊田社長、専門家との情報交換に前向き 米公聴会
 【ニューヨーク=清水石珠実】米下院監視・政府改革委員会が、
トヨタ自動車の大量リコール(回収・無償修理)を巡って24日に開
いた公聴会に証人出席した豊田章男トヨタ社長は、前日に開催され
た別の公聴会で電子制御スロットルの誤作動の可能性を指摘した南
イリノイ大学のギルバート准教授との情報交換に前向きな姿勢を示
した。豊田社長は「社内で24時間体制で再現しようとしているが、
成功していない。ギルバート対トヨタということではなく、業界全
体のためにも(ギルバート氏の)実験の詳細について知りたい」と
語った。(07:53) 
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対応遅れ「米軽視はない」 北米トヨタ社長、米公聴会
 【ニューヨーク=清水石珠実】北米トヨタ自動車の稲葉社長は24
日、米下院監視・政府改革委員会がトヨタ自動車の大量リコール(
回収・無償修理)を巡って開いた公聴会で、不具合への対応が遅れ
たのは本社で米社の首脳の意見が軽視された結果ではないかとの批
判に対して、「日本と米国の企業文化の違いはあったとしても、軽
視はない」と反論した。(07:00) 
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「顧客の視点入れていく」豊田社長 米公聴会
 【ニューヨーク=清水石珠実】米下院監視・政府改革委員会が24
日、トヨタ自動車の大量リコール(回収・無償修理)を巡って開い
た公聴会に出席した豊田章男トヨタ社長は、一連のリコール問題で
学んだことは何かとの質問に対して、「(問題が起きた場合)技術
的にどうか、法令に沿っているかどうかを重視しすぎてきた」と述
べた。今後は消費者による苦情など「お客さまの視点を入れていく
」と語った。(06:20) 
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「地域を越え事故情報を開示・共有」豊田社長 米公聴会で
 【ニューヨーク=清水石珠実】米下院監視・政府改革委員会が24
日、トヨタ自動車の大量リコール(回収・無償修理)を巡って開い
た公聴会で、トヨタの豊田章男社長が今後の安全対策についての考
えを示した。グローバル企業として、国境を越えて事故情報を開示
するといった努力が不足していたという批判に対し、「タイムリー
に地域を越えて情報を開示・共有する仕組みを整えようとしている
」と述べた。安全対策を強化するため、「グローバル品質特別委員
会」を設置、自ら委員長に就任する。今回のように「(米消費者の
)苦情が日本にある本社にも届くような体制作りをしている」とい
う。(05:53) 
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トヨタ車、ペダル以外も「調べる用意」 米運輸長官、公聴会で 
 【ニューヨーク=清水石珠実】トヨタ自動車の大量リコール(回
収・無償修理)を巡って、米下院監督・政府改革委員会で24日に開
かれた公聴会で、証人として出席したラフード運輸長官は「(アク
セルやブレーキなどのぺダルの不具合)以外の問題についても調べ
る用意がある」と述べた。現段階では電気系統の不具合を示す証拠
はないが、「電気系統に問題があると信じている消費者がいること
は事実で、より詳しく知りたいと思っている」と、今後さらに調査
していく姿勢を強調した。

 すでに公式にリコール対象となっている車種については「運転は
安全ではない。直ちに、ディーラーに持ち込んで修理する必要があ
る」と繰り返し主張した。 (02:27) 
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トヨタ社長「二度と悲劇繰り返さない」 米公聴会で証言
 【ニューヨーク=清水石珠実】トヨタ自動車の大量リコール(回
収・無償修理)を巡って、米下院監視・政府改革委員会で24日に開
かれた公聴会で、トヨタの豊田章男社長が証人として出席した。冒
頭でトヨタ車を運転していて亡くなった遺族に対して哀悼の意を表
明し、「二度とこうした悲劇が繰り返されないために、全力を尽く
す」と英語で述べた。

 「この数年、トヨタの成長のスピードは速過ぎた」と述べ、企業
の巨大化が大量リコールにつながる品質管理の甘さにつながった可
能性があるとの見方を示した。

 「電子スロットル制御に設計上の問題はないと確信している」と
述べた。ただ、トヨタ車で現実に事故が起きているなかで、「イベ
ント・データ・レコーダーを一点一点精査し、活動を情報開示した
い」とさらなる原因究明に努める考えを示した。(05:10) 

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