500系のぞみ号最後の疾走 平成22年(2010)2月4日(木) 「地球に謙虚に運動」代表 仲津 英治 日本では早、如月(きさらぎ)の候となり、寒さが続いていま すが、春の兆しも見えてまいりました。今朝方我が家のメダカが 棲むバケツには薄氷が張りましたが、梅の木のつぼみが膨らみつ つあります。 去る1月22日発信しましたレポート「激減したコハクチョウの飛来 数」に対し、11名の方々から貴重なご感想、ご意見などを頂きました。 これらの中でホームページ掲載方のご了承頂いた分を「激減した コハクチョウの飛来数へのコメント」とまとめて、「地球に謙虚 に運動」ホームページメッセージ欄に掲載致しましたので、ご覧頂 くと幸甚です。 さて、去る1月30日(土)東京へ行く機会があり、今や東京― 博多間1往復のみとなった500系のぞみ号に乗車することが出来 ました。京都9時53分発のぞみ6号の車両は、全部でW1〜W9の 16両*9編成あった内の第1号編成でしたでした。列車が京都駅、 名古屋駅、新横浜駅そして終着東京駅と着くたびにのぞみ6号を 待ち構える大勢の人達がいました。 新横浜駅から結構乗り込んで来る親子連れを見かけましたので、 一組の方に伺ってみると、500系が東海道新幹線を走るのも2月 一杯なので、子供にせがまれ、乗りに来ましたとの事。 12時13分定刻着の東京駅17番ホームの両端部には50-60人の人が おられたでしょうか。皆さん手に電子カメラか携帯電話を持って、 先頭車と最後尾車を撮り、記念撮影をされていました。私もその 一員に加わり、記念写真をお願いしました。数人の方に伺うと特 に鉄道マニアでもない方々で、「500系が東京に来るのも2月いっ ぱいで終わりなので・・・・」との返事。 500系新幹線電車の開発・走行試験に関わって来ました私に取り ましては、嬉しくもあり、寂しくもある光景でした。これからは 8両編成のこだま号として山陽新幹線を走り続けますが。 500系新幹線電車の開発を通じて「自然に学ぶ」ことを体感会得 することができ、本格的に地球環境問題に関心を持つようになり、 500系新幹線が「地球に謙虚に運動」を始めるきっかけを与えてく れたからです。 500系最後の疾走の姿を見つつ、今まで講演させて頂いた際に 使用したパワーポイント、そして昨年11月より鉄道ジャーナル誌 に連載中の「自然に学んだ500系新幹線電車」への投稿絵図、写真 などを纏めて、「地球に謙虚に運動」ホームページに掲載する ことを思い立ちました。 同ホームページの代表発信欄をクリックしてご覧頂ければ幸甚 です。題して「フクロウに学び、カワセミに近づいた500系新幹線」。 「地球に謙虚に運動」代表