3511.2010年以降の予測



昨日に引き続き、2010年以後の予想を続いて行う。T&F

T、F:あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願い
    します。

T:鳩山政権の見通しからお願いします。
F:鳩山政権は、当分このまま進むと思うが、社民党の抵抗で普天
  間問題が拗れると、その時どうなるかでしょうね??
  鳩山首相としても5月までには日本側の対応策をまとめるとし
  ているのに、再度、延期にはできないことになる。
  裏では自民党参議院議員の引き抜きを小沢さんは画策している
  ので、社民党を抜いて、日本国内での基地構想をまとめること
  になる。それも沖縄か、沖縄に近い、奄美大島や鹿児島などの
  案になるはず。辺野古になる可能性もある。米国の衰退で海兵
  隊をグアムに引き上げさせたら、尖閣列島は中国のものになる。
  このため、社民党を連立から外すしかない。

T:米国の衰退で世界はどうなるのですか?
F:米国の海上権力が衰えて、その分中国が海上権力を主張するよ
  うになる。しかし、海軍力はそれほど大きくないので、自国の
  シーレーンを守る観点になる。絶大な海上権力が失うと、それ
  ぞれ地域強大国が海上権力を主張してくる。そのもっとも大き
  な国は中国である。この状態は絶大な海上権力を持つことを前
  提をしたスパイクスマンからハウスホーファーの多極化を前提
  にした生存圏理論に世界の地政学はシフトすることと同じだ。

  中国は自国の生存圏としてのアフリカ、中東からの資源を防衛
  する観点からシーレーンを守ることになる。海上権力が弱くな
  ると公的な海賊も出てくる。中東やソマリヤなどで、その防止
  に中国海軍が出てくるが、インド洋はインドの生存圏地域でも
  ある。中国の生存圏とインドの生存圏のブツカリが起こる。

  このように中国の生存圏拡大は、いろいろな地域強大国との摩
  擦を引き起こすことになる。中央アジアではロシアと、アフリ
  カではEUと、東南アジアでは米国、日本、インドと生存圏が
  ぶつかる。まるで第一・二大戦前のドイツと同じようである。
  ハウスホーファーの地政学が世界大戦になったのと同じように
  舞台が中国に変わって、ドイツと同じようなことになる。歴史
  は繰り返すだ。

  この中国と結ぶことは、戦前の三国同盟と同じようなことにな
  る。しかし、中国と同盟を結ぶ国が増えるでしょうね。非常に
  魅力的に見えるから。世界連合国対中国連盟国軍の枠組みがで
  きてくるように感じる。日本は世界連合に留まるべきである。
  間違えても、中国と同盟を組んではいけない。世界大戦では痛
  い目に会っている。同じ過ちを犯してはいけない。

T:中国の台頭で日本はどうなりますか?
F:中国は市場的に魅力的であり、経済関係は緊密になるが、安全
  保障では米豪などと連携して、中国海軍を監視するしかない。
  現在、シーレーン防衛でも日本と中国は同一であり、緊急時に
  は、日本のタンカーを攻撃される可能性がある。このため、保
  険を掛ける必要がある。ここから先は、ある機関との研究結果
  として報告する予定。期待あれ!!

T:日本の時代が来るとFさんはよく言うが、その続きをお願いし
  ます。
F:日月神示でも述べているが、日本の存在自体が危機的なことに
  なり、その後、日本人は悔い改めれば、日本の時代になるとし
  ている。その時代に近づいているように感じる。再生ゴミの利
  用や再生資源の活用、そして電気自動車、大容量の蓄電池、太
  陽光発電・風力発電など、その予兆は既にある。精神面でも日
  本文化の見直し、食事でも日本食が良いことを世界が認め始め
  ている。

  日本が環境的なリーダーシップを取ることと、日本の生存圏を
  小さくすることがイコールになっている。中国の生存圏拡大は
  摩擦を起こすが、日本の生存圏縮小は摩擦を回避する。生存圏
  の縮小とは食糧、エネルギー、資源の自給である。このような
  経済に日本はなれる可能性があり、それができると日本の時代
  が来る。食糧は植物工場ででき、エネルギーは太陽光発電でで
  き、資源はリサイクルでできたら、世界に資源を確保するため
  に出る必要はない。

  日本企業は世界に日本文化と日本の製品を売るが、しかし日本
  では作らない。その国の経済発展のためにその国で自給する。
  高度な部品だけを日本から輸出する。
  日本国はそのような日本企業を応援するために教育・医療・年
  金などの一部の国家サービスを提供することである。拡大日本
  戦略である。

T:この経済危機で日本はどうなりますか?
F:2012年までは、世界は危機の中にいるはず。数年はこのま
  までしょうね。各国の財政赤字で、国家経済はどこも大変であ
  る。このため、輸出産業を伸ばそうとするが、需要は中国やイ
  ンドなどの新興国しかない。その新興国に大量のマネーが流入
  してバブルを起こしている。このバブルがその内、崩壊するの
  で、まだまだ世界経済は受難の時代の中にいると見る。

T:今日はありがとうございました。

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