3502.水素社会を目指して



工学を知らないワシからの疑問。      虚風老
 
今日、水素エネルギーへの取り組みを見ていて、勇気がわいたわい
な。「エネルギーと情報を制するものが、世界を制す」、バイ虚風
爺さん。というわけじゃけど。
水素ロータリーエンジン(マツダ)はとっても素敵なんじゃけど。
あのロータリーエンジンのモデル図では、いつも中心がカムの姿な
んじゃけど、中心軸を回す形態は回転方向が一方だけなんじゃから
、対称系というよりボテッとしたスクリュウ系になるのが、ええん
じゃなかろうか?材料力学的な問題が生じるのじゃろうか?
わからん。(〜〜)

でも、絶対に「水素」を制すること、これが人類文明にとってはブ
レーク技術じゃと思うぞ。
         虚風老
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水素での発電の様々な形       虚風老

 水素の取り扱いが難しいのは、特に貯蔵と輸送じゃよね。
(金属劣化などがあるらしいから)

ならば、どうして、発生する場所でばんばん水素を燃焼させてター
ビンでも使って(エンジンが動かせるならそうできるわけじゃろう
?)発電してしまわないのじゃろうか?

製鉄や化学プラントなどで、大量に捨ててるって本当なんじゃろか
?だとしたらもったいない話しじゃ。サウジにでかいプラントを作
ったというが、そこでも発電はできるじゃろう。それにメキシコな
んかでもできるわけじゃ。まあ、石油がタダみたいな値段だと、火
力発電の効率にはかなわんというわけなんじゃろうけど、捨てるこ
とがモッタイナイ気がするが。。。。余った電気を水素にして貯金
して、単純な形で発電しなおすというのは、融通としては理論上の
効率がわるくても、実際上はありだと思えるが。。。
       虚風老
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(Fのコメント)
 水素単体では扱いにくい分子である。−253度Cで液体水素に
なるが、気体と液体の容積差があまりない。軽い気体であり、直ぐ
に蒸発してなくなる。燃焼温度は3000度Cと高い。火炎が見え
ない。燃えると水になる。酸素の混合比が低くても燃焼するなどの
特性がある。

 特に水素輸送時に液体化すると、この冷却にエネルギーが必要で
あり、水素が蒸発する量が多い。金属貯蔵でも劣化や運べる量が少
ないなどの問題点がある。しかし、水素貯蔵技術ではイスラエルと
ロシアの共同研究から毛管アレイという技術が開発されている。
金属製の貯蔵容器と比べ、容量は3倍で、重量はわずか3分の1、コス
トもはるかに安いようだ。

水素製造でも、太陽光から光触媒で水素を生み出す技術が出てきて
いる。

水素利用でも、燃料電池の白金触媒をカーボン・アレイ触媒にして
コストを引き下げる研究が出ている。

しかし、NEDOの計画では、2020年以降にしか実用化できな
いようです。しかし、将来の有望な技術であり徐々にその方向で研
究がされているようですよ。これはいつか、全体像を説明したいと
思います。

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