3484.事業仕分けでの意見2つ



テレビ視点のボケナス度         虚風老

行政刷新会議=事業仕分けについて、テレビの視点が全然解かって
おらぬのではないかな。

これは、事業の目的が無くなっていいのでしょうかとか、その末端
の人達が、困りますよね。末端でそれに恩恵を得てきた人達の言葉
を聞いてください。というふうな作りをしておる。
しかし、これはまったくピントがずれておる。

予算があって、行政機構(昔の特殊法人と呼ばれるものや公益法人
などを含む)があって、対象となる現場があるという分類ができる。

問題にしているのは、この行政機構/団体(団体役員というのは胡散
臭い身分かもしれぬ)(中抜きとか呼ばれる)の非効率性の問題な
のである。

民主党が行っている「脱官僚」というのは、二つあって、<決定権>
を官僚から政治に奪い返すということと、行政機構の効率化=リス
トラ=スリム化(この部分の肥大化のことを本来無駄と呼んでいる
のである)である。

つまり予算が、その目的を果たすためにが末端に対して同じ効果を
どれだけの「経費」でできるかということに焦点が絞られておる。
(だから行政刷新である)

つまり組織(やその中で使われる経費=人件費なども)も含めて、
効率的なのかということが、問題にされているのである。

だから、末端の利害得失者をつれてきて、「無くなると困ります〜
。」ふうな作りは、ピントがぼけているとしかいいようがない。
この事業の中間の経費(組織や、同じような事業を複数に分けるこ
とによる不効率)がどのようなモノであるか、をおっかけなければ
ならないはずじゃ。つまりそこに大量の税金が消えておることが問
題なのじゃ。末端で使われている税金が無駄だとは誰も思っておら
ぬわい。

中間の機構の金の使い方(それが全部税金やそれに類したモノ)こ
そを追っかけるべきじゃろう。

                     虚風老
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事業仕分けについて

生殺与奪は、自身にある、と言った傲慢不遜な仕分け人と称する人
々に憤りと遣り切れなさでいっぱいであった。かって、藤田まこと
主演の「必殺仕事人」といったTVドラマがあったが、勧善懲悪の演
出をしているのであろうが、TVドラマ宜しく、国民は、見せられ
ているのである。

仕分けに取り上げられたのは、財務省から、提供されたものである
ことを知らされ、又、憤りを感じる。3000の国家事業の内の
447事業で15%に過ぎないとのことである。
あの我こそ権力者であると息巻いている蓮舫議員、枝野議員。
自身の怠慢、義務違反、それも憲法違反を犯しているのである。

予算決算は、国会で承認されねばならない。日々、地道に着々と謙
虚に事業を分析、検証していくのが議員の本分である。そのための
秘書が公費で賄われている筈である。政務調査費もある筈だし、
交通費も支給されている。専門家に意見を尋ね、自身の見識を深め
、高めていくべきである。

議員としての本分も尽くす必要もないので、世襲、マスコミ、タレ
ント出身の議員が当選する日本の政治の貧困がある。

日本郵政の天下り問題、小沢、鳩山の政治資金問題と言った負の要
因を抱えているにも拘らず、鳩山政権が依然として、高支持率を維
持しているのは、この事業仕分けにあると言うのである。自身の悪
を善に取り換えてしまうのである。

通常、政権が移譲されれば、その理念、ビジョンに基づき、政策は
、変更され、直ちに、補正予算、本予算が組み替えられ筈であるが
、実現されていない。

日本の政治って、一体、何だろう???

國井 明子 
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(Fのコメント)
國井さんの意見は正しいが、そのようになっていなかった。自民党
の議員は、官僚に丸投げで、一切予算をチェックしていない。陳情
を官僚にして、議員がその裏に居たが、自民党議員は実に、何も予
算にタッチしていなかったのだ。これが、事業仕分けでバレたのだ
と見る。

このため、予算チェックを始めて国民の前に出して行ったことが、
良いのです。今後も3000の事業を順次、事業仕分けするべきで
ある。

また、その仕分けに承服できなかったら、民主党の幹事室に駆け込
み、陳情できる仕組みも作ったことで、事業を分からない議員の誤
判断を修正することが出来る道を残したことが民主党的である。

自民党政権のように透明性がなく、利権が温存されたことが問題で
今回のような事業仕分けで透明性が確保されれば、利権を隠すこと
が出来ないことになる。

このため、利権を確保できなくなったことで、クレームが付いてい
るが、それは利権を持った人たちであり、國井さんのような庶民が
報道に惑わされるべきではない。


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