3430.鳩山総理大臣の施政演説は格調の高いものに



鳩山総理大臣の施政演説は、オバマ大統領と並び称せられるくらい
、格調の高いものにして欲しいものです。 
まとり
 
で、試案としての骨格と構成考えてみました。


世界と我々は、今、大きな変革と転換の時代に立っています。
日本では、たくさんの問題が山積みされており、それがみんなの生
活を苦しめ・不安をぬぐえない原因になっています。
そしてまた、われわれは、グローバルな問題に直面しています。
それは経済の問題・様々なところで起こる対立、紛争、インフルエ
ンザなどの病気、それだけではなく、環境問題にもまた対処してい
かなければならない時代であるということでもあります。
<冒頭に大局感を述べる>

我々は、今、危機の真っ只中にいます。
グローバルな金融を中心とした経済の危機。日本の農業や少子化と
いう構造的な危機。
医療・保健・介護問題といった生活と生命にさしせまった危機。
雇用や、格差による教育の問題という経済状況の悪化による危機。
年金や・税制といった制度上の問題。
そして、世界的な温室効果ガス排出による温暖化の問題。
北朝鮮の核や拉致、世界中で起きている紛争などの安全保障上の問題。
財政の問題
…えとせとら・えとせとら
<たくさんの問題を指摘して、現状認識と危機感の共有する>

私達は、それらを同時にしかもできるだけ速度をもって解決してい
かねばなりません。

<ここからは、具体的に政策案を示しながら{マニュフェストにあ
る政策が結びつく}問題解決のアプローチ・政策方向を示す。>
雇用の創出とこれから伸ばしたい産業政策=これらは不可分もいれる。

<その為に必要な変革がどのようなものか。そしてそれがどのよう
なことを引き起こすマイナスも含めて提示し、尚且つその変革なし
には、これからの世界で生き残れないこと、その必要性を訴える。
政策の変換への理解を求める>

この危機へ立ち向かっていくには、われわれ・皆の一人一人の意識
の変革が必要なのです。
<最後に共にやり抜く覚悟を訴え・変革へ邁進することを誓う>

みんなで手を取り合って、友愛の精神を胸に潜め、
この世界と日本の危機を乗り越えていこうではありませんか。
その為に鳩山政権と民主党は先頭にたって変革と問題の解決に邁進
することを誓います。
<最後は力強く高らかに>

私案            
真鳥
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テレビを見ていて、思ったこと二題 
虚風老
 
一つは厚生労働省の、来年度予算について、
前年25兆円あまりのうち23兆が給付性の予算なので、切りこめ
ないないという話しじゃった。
知りたいのは、最終末端、つまり給付を受ける人々の、本当に手取
の総額がいくらであるかということ。給付にかかる費用としての事
務経費や中間的な費用の内実がどうなっているかという詳細である。
つまり予算規模と最終給付の差額がいくらで、その差額がどのよう
に支払われているかということじゃ。(例えばコンピューターシス
テム構築費がいくらとか、広報・印刷物代がいくらとか。そこを透
明)にしてほしいもんじゃ。

厚生労働省には、外部から(半数ぐらいは学者や公務員でもかまわ
んが)少なくとも10名以上、チェックや、内容の解析のための人
間を送り込むべきであろう。それくらい組織や予算が巨大である。
(特別会計も含めて)そして、ここも経費があきらかにならなけれ
ば、ムダ撲滅という看板は明らかにならないといえる。援軍が必要
である。

もう一つは、米国の駐日大使のインタビュウを聞いて思った。
この人の経歴(リベラル派で、環境技術等のIT関連の弁護士であり
、オバマと気があう)からすると、この人の関心は日本の環境技術
・ビジネスが、アメリカのビジネスにとって(レジスターがチンと
鳴るとう、実質的なことに裏打ちされる)どれくらい利益があるか
であろう。

同時に国防総省には、何の影響力も持っていないであろうことはわかる。

前ブッシュ政権というのは、権力の中枢は国防省にあった(ネオコ
ンがそこに陣取って指揮していた)
しかし、オバマせいけんでは、国防省はゲーツ(共和党)そのまま
が引き継いでいるし、オバマ政権が国防省を掌握しているとはいい
がたい。

オバマ政権の構成をみると、実は全利益階層がそれぞれ深い関心を
もちそうなところに、それぞれの人間を配しておる。主席補佐官や
外務省には、ユダヤ系のもっとも関心を持ちそうだからとか、軍事
関係なら、共和党とか、司法では黒人(公民権)が感心と利益に直
結しているとか、ウォール街には金融関係のインナーとかそんな具
合である。

オバマの訪問で、普天間も問題の結論を急ぐべしという話しもある
が、彼等がリベラル派ならば、住民や議会の全面的な賛同はまだ得
られていないというのは、十分な説明にはなる。

オバマ政権には、この政策の変更とか決着ではなくて、もう一度、
政権交代した新しい政権で、「共に新しいアイデアと交渉ができな
いか」ということぐらいを目標にしてはどうだろう。つまり日米の
親密な関係を強化するために、新しいアイデアも含めて、新政権と
協議するということ言葉を引き出すのじゃ。もちろんその結果、や
はり辺野古沖しかないとか、沖縄県内しかないという結果に終わろ
うとも、前政権の追認ではなく、再度決定権を行使するということ
が大事じゃ。それが、タフネゴシエーターというもんじゃ。

まあ、もちろん前のブッシュ政権なら、机を叩いて怒鳴りあげられ
たであろう。しかし、情勢的には、アメリカの側にも、日本を頭ご
なしに支配する状況にはない。アメリカの世界戦略では沖縄=日本
は5本柱に入る、重要な戦略拠点である。

しかも、アメリカからみれば、日本を離反させるわけにはいかない
理由はたんとある。日本はあまりにもアメリカを恐れ過ぎておる。
(メディアまで洗脳されておる)GHQ以来のならいか?
肚を据えて、そして笑顔で、主張・交渉したいことはするべきじゃ。

別にアメリカに反抗しろといっておるのではない。アメリカと肩を
組んでおる方がはるかにメリットがあるじゃろう。じゃが、ポチで
あるのではなく、ちゃんとしたサムライにもどってはどうかな。

                  虚風老

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