舞台芸術の祭典 フェスティバル・トーキョー おやじカフェ追加店員募集 From得丸 皆様、 オリンピックの招致はできませんでしたが、東京ではフェスティバル・トーキ ョーという舞台芸術際が今月から12月まで行われます。 国内・海外からの舞踏集団が、主に巣鴨や池袋で上演します。 その中で、おやじカフェという企画があり、これは素人のオヤジがカフェの給 仕をしながら、ときどき学芸会のノリで踊るというものです。 そのオヤジカフェが、いまひとつオヤジの集まりが悪いということで、追加募 集が出ています。 http://festival-tokyo.jp/recruit/ft09.html 2時間半のお稽古を3回くらいやれば、お店に立って給仕をすることができます。 伊藤キムという振付師の振り付けですので、プロの振り付けで踊ることができます。 http://festival-tokyo.jp/station/oyaji.html 参加すると、フェスティバル・トウキョーの出演者という資格をもらえ、 5000円くらいするチケットを2枚只でもらえます。 御用とお急ぎのないかたもあるかたも、ぜひぜひお試しください。 実は僕は夕べ一回目の稽古に出てきましたが、非常に楽しいですし、体が喜びます。 http://festival-tokyo.jp/ http://festival-tokyo.jp/about/ 得丸公明 ============================== 人はイズムになぜ憧れるのか 過去のイズム、現代のイズム From:得丸公明 アナーキズムにしても、リベラリズムにしても、マルキシズムにしても、人は どうしてイズムに惹かれるのでしょうね。それも若い人がとくにイズムに惹か れる傾向が強いように思います。 橋本治が「宗教なんてこわくない」という本を書いています。3年前に仏教塾の 課題図書だったので、読みましたが、非常におもしろい本でした。 http://www.asahi-net.or.jp/~vb7y-td/k8/180904.htm 橋本は「宗教とはイズムである。」 マルクス主義や共産主義と同じイデオロ ギーだというのです。そしてイズムがもてはやされるのは、人が幸せになりたい と思うからで、宗教家が修行のすえに体得した行動・思想のパッケージを取り入 れることで幸せになろうとするのが宗教だということです。 幸福になるために自ら試行錯誤し、自力で選び取り構築するものが思想であるの に対して、宗教は、自分の頭でものを考えることのできない人間に提示される生 き方のパッケージであり、信仰の対象である。自分の人生上の悩みや不安を自分 で解決することを諦めた人間が、誰かが用意した答えにとびつき、丸呑みしてす がりつく対象が宗教である。 信仰とは、信ずること、疑いをさしはさまないこと、自分の頭で考えないこと、 鵜呑みにすること。 だからイズムや宗教にすがる人は、決まりを守る必要がある。あれをしてはいけ ない、これはダメといわれたら、その通りに鵜呑みにして実践することが信仰生 活であり帰依生活なのです。 大正時代のアナーキズムなど、飛び込むことのできない過去のイズムを論じるこ との意味は、そのイズムの中身を精査して、現代のイズムとして甦らせるところ にあるのでしょう。それはそれで大事なことだと思います。 でも、今はもう人類の文明が滅びたあとの時代であるかもしれないということ を、きちんと踏まえることも必要ではないでしょうか。その事実から目をそらし ているかぎり、現代に有効なイズムは生まれないのではないかと思いました。 とくまる