3415.東アジア共同体でやること



ASEAN+中国、韓国、日本はチェンマイ・イニシアチィブで、
通貨協定をしているので、この発展系を目指して、ドル基軸通貨体
制から、バスケット性通貨のアジア共通通貨へ移行して、域内の貿
易決済をその通貨で行い、地域外通貨とも、このACUとの変動相
場にすることが必要である。

域内の通貨レートは実勢の通貨価値を共同で調査して、ある程度の
期間は固定にすることが必要である。

東アジア全体が、世界の中心的な経済活動地域となり、世界の経済
覇権を取る事を目指していくことである。

アジアの中で日中が切磋琢磨して、市場を切り開くことが重要であ
る。

欧米からの経済自立をしないと、ドルは不安定になって、その影響
を受けることになる。

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黒田ADB総裁、金融危機の再発防止にアジア単一通貨提案
          2009年 09月 30日 12:09 JST

 [ソウル 30日 ロイター] アジア開発銀行(ADB)の黒
田東彦総裁は30日、世界的な金融危機の再発防止策の一環として
、アジア単一通貨の創設を提案した。

 黒田総裁はソウルで開かれた世界金融危機対策に関する国際セミ
ナーに出席し「アジアは、第3の国際通貨ともなる単一通貨を近い
将来に創設することが可能だ」と述べた。

 同総裁は、世界的な経済危機により新興国は深刻なドル不足に見
舞われ、その結果、多くの国がドル資金を獲得するにあたり困難に
直面したと指摘。基軸通貨に付随するリスクを考えると、地域的な
アプローチと世界的なアプローチの双方で流動性問題に対処するこ
とが、危機の再発防止に有効だと述べた。


 その上で、国際通貨基金(IMF)の特別引き出し権(SDR)
が実質的な国際通貨として利用されるようになるまでには何10年
もかかると予測されるため、こうした国際的なアプローチより地域
的なアプローチの方が現実的な対処法となるとの考えを示し、「複
数の準備通貨システムを作ることが、より現実的なアプローチとな
る」と述べた。
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ドル基軸、当然視は誤り=国際経済体制に地殻変動−世銀総裁
9月28日11時32分配信 時事通信

 【ワシントン時事】世界銀行のゼーリック総裁は28日にワシント
ンで行う講演で、「米国が準備通貨としてのドルの支配的地位を当
然視するのは誤りとなるかもしれない」と述べ、ドル基軸通貨体制
への疑念を示すことが分かった。世銀が27日、講演内容の抜粋を公
表した。同総裁は「今後はドル以外の選択肢が増える」としている。
 ゼーリック総裁は、通貨安定への協調など戦後の国際経済体制に
「地殻変動が起きている」と指摘。新興市場国の台頭などを踏まえ
、「多極的な経済成長を反映した新体制が必要になっている」とし
た。

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