景気対策は何が良いか、これも自明な事実がある。中国がなぜも経 済発展したかというと、人民元を対ドルで1/3の価値にして元大 幅安にしたことで、このような経済発展を見ている。また、その水 準を上げると言う米国の要求を退けている。 今の中国は外需でより大きく需要を拡大していることが原因である。 日本人は買うものが無い。新興国の人たちは買うものだらけである。 このため、円安にすることが新興国市場での需要を取り込めること になる。 といように、円安にすれば、景気刺激策としては一番良いことは分 かっているが、輸入物の物価が大幅に上昇する。その筆頭がガソリ ンである。国内物価は上昇する。しかし、2008年までの120 円/ドルで日本は息をついたことも景気回復を演出した原因である。 しかし、藤井財務相が言うように、民主党政権はやらないでしょう ね。 この代替案として、日銀が流動性を高める政策である。国債や社債 を大量に買取、円を市場に大量に出すことである。これにより、円 安が起きて、為替介入せずに円安になる可能性がある。 これと同様な施策が大幅な財政出動である。これにより円を大量に 市場に出すことになるので、円安になる確率が高くなる。 その大幅な財政出動で、内需拡大として高額商品への補助金や雇用 調整補助金や母子家庭への増額や作った後でも経済効果が高い公共 事業である。 今後のことを考えると、CO2排出削減に向けたブレークスルーの ためにその予算を使うことが一番良い。この方面での技術開発が絶 対に必要になるからである。