3355.粟屋仙吉元広島市長の次女の日記刊行



粟屋仙吉元広島市長の次女の日記刊行
From: 得丸

皆様、

「原爆の秘密」に登場した粟屋仙吉広島市長の娘さんの日記が最近
出版されたそうです。
まだ手にとって読んだわけではありませんが、亡くなって60年以上
もたって、出版されるというだけのものではないかと思いますので
、ご紹介いたします。

得丸公明



被爆死の粟屋元広島市長の次女 康子さんの評伝 日記を基に刊行

(09年7月16日)

 原爆が投下された当時の広島市長粟屋仙吉さんの次女で、終戦後
まもなく19歳で亡くなった康子さんの日記を基に、ジャーナリス
ト門田隆将さん(51)が評伝「康子十九歳 戦渦の日記」を刊行
した。

 遺族や友人への追加取材を交え、戦時下に生きた一人の女子学生
の青春を描き出した。門田さんは「甘えや癒やしとは無縁に、しか
し希望を失わず生きた姿を今の若者に伝えたい」と話している。

 康子さんは東京女子高等師範学校(現お茶の水女子大)に進学。
勤労動員された東京都内の兵器工場での体験などを日記に残した。
1945年8月、官選市長として広島に赴任していた父が被爆死。
母も重傷を負い、康子さんは看病のため8月末に広島入りした。母
をみとった後、自らも病気で11月に亡くなった。

 日記には、敗色濃い日本の勝利を祈って自分を責めるように勤労
を誓う言葉とともに、家族愛や職場の配属将校への思慕がつづられ
ている。

 文芸春秋、1500円。

(2009年7月16日朝刊掲載)


http://www.hiroshimapeacemedia.jp/mediacenter/article.php?story=20090716153755186_ja


『康子十九歳 戦渦の日記』(文藝春秋)が出版されました。(2009.07.10)

太平洋戦争下、生と死のはざまで揺れた若者たちの青春群像を描き
出した『康子十九歳 戦渦の日記』が文藝春秋から出版されました。
東京女高師(現在のお茶の水女子大学)附属専攻科の女学生・粟屋
康子の生涯を、本人が残した日記や友人たちの証言で浮かび上がら
せたノンフィクションです。戦争末期の昭和19年から20年、東
京・十条の第一陸軍造兵廠に勤労動員された康子たち女学生と、同
じくここに動員されていた中大予科の男子学生たちとの交流。召集
令状が次々と舞い込む造兵廠の勤労学徒たちの運命と、原爆で瀕死
の重傷を負った家族を助けるために、焦土と化した広島に向かった
康子に待っていた運命とは……。

http://www.kadotaryusho.com/news/index.html




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