高銀が人類が誕生したアフリカのことについて言及しているのは面 白いと思いました。 (もちろん吉増はそれに対して、なんのレスポンスもありませんが) 詩人の役目というのは、言語という記号メカニズムによって掬い取 れないもの、伝えきれないものを、感じ取って言語化することかも しれません。 その意味で、高銀がアフリカに対して感じていたことを、もう少し 深めてみたい気もしました。 得丸公明 ============================== 南アの亡命詩人ブレイトン・ブレイトンバッハのことがチラリとで てきますね。 http://democracynow.jp/submov/20081226-1flv 詩人の語るポスト・アパルトヘイトというのでしょうか。 このビデオを見てあらためて思ったのは、 ・詩人はお世辞を言ってはいけない。 ・本当のことだけしか語ってはいけない。 たとえ客観的には間違っていることであったとしても、 たとえ時代や社会の中では損をする発言であったとしても、 ・詩人は自分の心に忠実でなければならない。 ブレイトン・ブレイトンバッハはそれを実践していると思います。 日本にそのような詩人はいったい誰がいるのでしょうか。 このデモクラシーナウのビデオは、ブレイトンバッハに南アの現代 政治状況から、ソマリアにおける米国の介入、パレスチナ問題まで 語らせ、さらにミリアム・マケーバの貴重な映像も流していてなか なか素敵です。詩人とは何かを考えるうえで、非常に参考になるの ではないでしょうか。 そして最後まで見ると、南アフリカが世界の混迷に対するひとつの 解決策を提示していることがわかります。 高銀さんがブレイトン・ブレイトンバッハのことを話題にしていた ことで、この番組を見つけることができたので、感謝感謝です。 ブレイトンバッハが、パレスチナの占領地で見たものは、アパルト ヘイトよりも悪いという。 ビデオの最後にミリアム・マケーバの1963年の国連演説も入ってい ます。感動ものです。 得丸公明 ============================== 各位 南アよりも、小生、チョムスキーの英語を字幕抜きで聴き取ろうと 少し頑張りました。太田龍氏が「チョムスキーとブッシュのネオコ ンはマッチポンプだ」と言い放ちました、小生が拙い、氏の講演の 前席を汚す話2004年2月27日「天皇破壊史」でした。 その後には「長州の天皇征伐」を読み、つい最近、長州の妙齢の方 にお貸しした書が戻ってきました、でもお返しに付いていた「カリ カリ梅干、シソ」は頂いていますが、こちらの方は気に入っており ます。 今日、薩摩藩の男が自民党から出るとか決めたそうです、彼の早と ちりは禍を呼ぶかもしれません、しかし、過渡期のある時間必要な のでしょうか。しかし、危惧するのは貴方のような長いスパンの見 通しは出来ませんが、雁研に書き始めて引っ込めた文章。 それは、薩摩の郷中教育の伝統を雁さんも「知り、それを彼なりに 学び、、、」と書こうとしました、そして修飾すべき「薩英戦争で ついに落ちなかった薩摩について、英国議会はアーネスト・サトー を喚問しサトーは『郷中教育』のことに触れ、若者達の忠実な働き ぶり」を話しました。それを聞いていた議員の一人かその後その話 をまた聞きした者かは未だ調べておりませんが、知恵の有る奴はい るもので、そのアイデアを戦後、あの薩摩でも、小生の郷里でも有 りがたく迎え入れた「ボーイスカウト」。英国のそれも元祖「郷中 教育」なのですね。しかし、全体主義の問題点、「鍛錬」と言うも のを子ども達に持ち込むことをも拒絶、鍛錬は「軍国主義の言葉」 と言われたことを思い出します。 これを東国原が真似れば、前の文科大臣、中山と組んで、また阿久 根市の自衛官上がりの市長、個人のブログで市会議員の勝手な評価 を行い、リコールそして再選、彼も点に切り込み、線になり、面に なる動きを、、。 そう郷中教育は「全体主義にも通じる」ものもあり、雁研の文には 書けなかつたのですよ。そう与党から出る彼、イギリスのジスレリ ー、帝国主義者、プリムロ−ズの咲く時に当選していく、鶴見俊輔 の父親が書いた「ジスレリー伝」彼は典型的なユダヤ人でしたが。 ともあれ、日本は世襲で政治を、そして純粋国家へ、欧米の民主主 義を何パーセントか学んで、次世代に向かいたいものですが。 市民は国民は、社畜化のもと、いや初等教育から始まる日本的な教 育は成功と見るか不成功と見るか、与党や右翼は都合が悪くなると 、日教組を、もう影の消えたそんな組織を取り出して、亡霊をもっ て迷わす時代へか。 長くなりました。進化は斯様に時間が掛かるものなのですね、涙と 血が流されて、宇宙には若田光一君が身体を張って一ヶ月延長で頑 張ってます。 ニヒルやアナキーに成らないで、しばし、時代の流れを見て行きま す。 今上映中の「天子と悪魔」、忙しい映画ですが「イルミナリティ」 を二回ほど叫ぶ所があります、これはローマ法王、今イランで仲裁 役にもならないイスラムのハメネイ最高指導者も危ない時代に向か いつつあるようにも予感されます。 先日、埼玉大学に留学中のパキスタン人、彼の国のこともっと知り たくなりました。紛争、紛争の中で育つ子どもの中には、世の中を 変える人も生み出すことも、でも健康な母体が有ってのことですが 、森羅万象を大切に。 浅山