3276.いろんな発電システムのハイブリット化



電気自動車にいろんな発電システムをハイブリット化したら? 虚風老   
   
 電気のことはまったくわからんのじゃが、
電気自動車の様々な発展はこのコラムでもよく取り上げられている
ようじゃ。

ところで、ホイールインモーターの利点というのはわかったが、中
核にあるのは電池システムをどうするのからしい。
リチウムイオン電池になるらしいが、走行距離をのばそうとすれば
、容量を大きくするために電池を大きくしなければならないという
ことじゃな、。つまり重くなるし価格も高くなるというわけじゃ。
ところで、今はガソリンエンジンとのハイブリットになっているが、
これを駆動はモーター一本にし、蓄電−発電機システムにすると、
どれだけ効率がわるくなるのじゃろううか?
エネルギー保存の法則からいえば、モーターを回す力と発電の力は
同じじゃろうが(原理的に逆なだけじゃから)、それぞれにロスが
でることは判る。

そこで、電池容量はそこそこにして、自宅で止まっているときはプ
ラグインで充電できるようにし、足りない時は、発電機(エタノー
ルのような液体性のもの)や、他に天井部分に太陽電池を仕込んだ
り、タイヤの中に感圧発電シートをいれ、高熱化する部分には低温
度差発電のようなモノを複合的に補助発電装置として、少量づつ蓄
電池に電気をためて行ければ、走行距離をカバーできるのではない
だろううか?と考えてしまう。

エンジンの全体のシステムに比べれば、発電機システムのほうが重
量を軽減できるのではあるまいか?また、リチウムイオン蓄電池を
多く積むより価格を安く押えることが可能なではないじゃろううか?

どうでしょう?Fさん。
                   虚風老
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(Fのコメント)
一番やる必要があるのは、回生したエネルギーを再度、電池に充電
することである。中国BYDの電気自動車は、この回生エネルギー
を十分に回収している。今、電気自動車で必要すると考えられてい
るエネルギーの25%しか、動くためには必要がない。後は回収し
て再度電池に充電すればいい。今までの常識を捨てて、実証実験す
るとそうなると先生は言う。

トヨタなどはプリウスで太陽電池を補助バッテリーの充電用に使う
方向であり、すでに実用車での実験をしている。GMなどのプラグ
イン・ハイブリッド車はモータで動き、ガソリンエンジンは発電の
ためのものである。こうすると、構造が簡単になり、将来ガソリン
の変わりに燃料電池を使用できる。

現在、プラチナを使用しているために燃料電池は高いが、カーボン
アロイ触媒が実用化すると、燃料電池の価格は劇的に下がることに
なる。このカーボンアロイ触媒も日本が先頭に立っているし、関連
特許を網羅的に抑えている。ホンダがハンブリッド車は簡単なこと
ですまし、これを越えて燃料電池車に傾いている理由でもある。

感圧発電シートは、あまり効率的ではないのでパスですかね。
燃料電池が実用化されると、リチウムイオン電池の量を少なくする
方向になるのでしょうね。

電気自動車の別な見方を米国ではしている。
自動車全体の電気は直流であり、家の太陽光発電の蓄電池として車
を使うという発想を米国のスマートグリットはしているので、将来
は電気自動車は、家の電気として利用するなど多様な使い方になる
でしょうね。また、この関係で家自体を直流化するという発想も出
てきている。

オバマ大統領のグリーン・ニューディール政策は面白い。詳細は関
連サイトで見てください。または、このグリーン・ニューディール
政策は講演会でお話しているので、市民大学講座など講演会として
地域の市や区役所に、ご推薦ください。文章ではイメージができな
いので。


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