米国は中国の為替操作国認定見送るようだ。 Fより 米国はオバマ大統領が大統領選挙時に、中国は為替を不当に安くし ているので、為替操作国であると非難した。このためガイドナー財 務長官も上院で中国を為替操作国にすると証言していた。 しかし、中国は米国債を世界で一番持っているし、米国が中国への 制裁をすると、この米国債を売ると脅しを掛けている。日本は世界 第二位の米国債を所有しているが、米国の言うとおりにしている。 米国はIMFと同じように、中国の人民元が過小評価であると見る が、中国政府の反発が恐ろしいので、認定できない。中国も米国に 対して借りを作るために、今後も一定割合の米国債を継続して購入 するという。 米中の2大国で、世界を切り盛りしようと言うことであるが、ど こかで、他国の反発が出るように見る。米国の南米に中国が徐々に 浸透している。米国から中国へ覇権が移る可能性があると世界の人 たちは見ているが、本当にそうなるのであろうか?? 私は違うと見ている。この見解を聞きたいなら、18日の講演会に 来てほしい。 ============================== 「人民元はかなり過小評価」 IMF専務理事 【ワシントン=米山雄介】国際通貨基金(IMF)のストロスカ ーン専務理事は16日、中国の人民元について「依然としてかなり過 小評価されている」と述べ、相場の切り上げが必要との認識を示し た。新しい基軸通貨を模索する動きについては「ドルはユーロなど に比べて依然として信認されている」と指摘。ドルの地位は当面変 わらないとの考えを示した。ワシントン市内での講演後、質問に答 えた。 専務理事は講演で「世界経済のフリーフォール(急降下)は緩や かになり始めたかもしれない」と分析。財政出動など政策の適切な 運用を前提に「2010年に景気は回復する可能性がある」との見通し を示した。 各国が取るべき政策として、金融機関の不良資産処理の重要性を 強調。米国の官民共同基金による不良資産買い取り計画を「大きな 前進」と評価したが、「成否は実際に銀行が不良資産を売却するか どうかにかかっている」と語った。(11:37) ============================== 米国債の購入継続を示唆 中国外相、経済も対米関係重視 【北京=高橋哲史】中国の楊潔チ外相は16日の日本経済新聞のイ ンタビューで、中国が世界最大の外貨準備を使って米国債の購入を 続けるかどうかについて「米国は中国の重要な貿易パートナーだ」 と述べ、外貨準備の運用で対米関係を重視する方針を表明した。中 国国内ではドル基軸体制の限界を指摘する声も出ているが、当面は 米国債の購入を通じてドルを支える考えとみられる。 楊外相は「米中両国は金融の面でも様々な分野で協力を行ってき た」と語り、両国の相互依存関係が強まっていることを強調。具体 的な外貨準備の運用方針に関しては従来の「外貨準備の安全と価値 を維持し、利益を増やす」という原則を繰り返したにとどまったが 、言外に「米国を困らせることはしない」というメッセージを含ん でいた。(09:06) ============================== 中国の為替操作国認定見送る 米、経済で対立避ける 【ワシントン=大隅隆】ガイトナー財務長官が15日、中国を為替 操作国として認定することを見送る報告書を議会に提出した。オバ マ政権が柔軟路線に転じたことで、政権発足前後にぎくしゃくした 米中の経済関係はひとまず小康状態に入る公算が大きい。ただ、米 国の景気悪化が長期化し、雇用情勢がさらに悪化すれば、対中貿易 赤字削減を求める強硬派が再び台頭する懸念もなおくすぶる。 報告書で目立ったのは、中国の景気対策を評価する文言だ。中国 が内需拡大に動けば、世界経済が米国の個人消費に依存する「一本 足打法」が是正される。経常赤字(資金不足)が米国に蓄積し、経 常黒字(資金余剰)が中国にたまる世界的な不均衡も是正される。 為替に関しても「中国は人民元の柔軟性を高める努力をしてきたし 、これからもそうすると確約している」と操作国認定をあっさりと 見送った。(07:02)