3264.日々憂える同志たち



日々憂える同志たち。
浅山

各位

あるMLに書かれた文を読んで、同志を得たと興奮して書いた拙文
です。その方によると、眺望の良い鹿児島県吹き上げ浜の南、野間
池の温泉宿が窓に目隠しが付けられている事に怒りを覚えておられ
るようです。
ーーーーーーーーーーーーーー

> 観光客の一人が外から覗かれた、と苦情を言ったそうな
> んです。地元では、それはいかんと目隠ししたとか。世の中、本当にど
> うしようもない輩がいるが、この観光客はかなり上位に入るだろう。美
> しい山道に手すりをつけろという輩、山に登りトイレがないと文句をい
> う輩、それを真に受け行政の責任というアホなマスコミ、そしてしぶし
> ぶそれに従う行政、やった仕事と喜ぶ土建屋さん、、、。この世の改悪
> につながるワガママを今一度定義しなおす必要がありそうです。亀崎
> 

このスタンスは重要です。人間社会は常に雑多な考え方をする多様
性に満ち溢れています、この100年ぐらいでまた、その多様性が
広がり、この30年で、さらにこの10年でグローバルにと、、、
広がりました。

でも身体的進化はそのスピードに、ついていけないのは当然として
も、社会教育の内容は人為的ですから、ありようの合理性ぐらい、
戦後学びつつある民主主義的に深めたいものです、復古的に明治維
新の薩摩にもどれなどとは言わない方が、より愛国的だと考えます。

メディア批判は簡単ですが、この社会の人材も日々の飯の種作り、
いやこの時代、飯には事欠かなくなりました(所謂先進国では?)
の次に時間を忘れるための享楽事とそれを得る金稼ぎに追われてい
るのではないかとさえ思える現代。

森羅万象を静に観察する方法を見につけた育ち方を身につけつつ成
長された方を尊敬します、その作法を身につけた方は幸せです。
僭越ながら、このMLの主はこういう方々で「ウミカメ」の動きを
科学者の視点で追い、同時的に暖流海域周辺地域の生態の報告、感
じ入ります。

岡ノ谷一夫さんの「ハダカデバネズミ」や「子鳥の歌からヒトの歌
へ」等岩波の科学写真本なども面白いです、還暦過ぎの浅学者でも
楽しめました。
円戸津 高志



コラム目次に戻る
トップページに戻る