3258.Re: 幸いなるかな



Re: 現代という芸術  幸いなるかな ? 発想の転換

From浅山

> 20世紀初頭には15億人であったから、わずか百年で4倍、50億人近
> い人口増加である。
> 
>  この異常繁殖こそが地球環境問題の正体であるのに、それにつ
> いて論じていない地球環境の議論はイカサマである。温暖化や砂
> 漠化、海洋汚染を含むあらゆる環境問題は、人類の異常増殖がなけ
> れば、起きていなかっただろう。
> 
得丸様

これは、あの「後50年で石油が無くなる、、、」と言うのと似て
いるのでは?確かに生物の個体数はどの時点で、どれくらいが適正
なのでしょうか、今、本当に信頼できる根拠はあるのでしょうか。

この増えすぎた人口が作り出す個体間での、国家と言う単位の相互
での抗争が作り出す世界、終末兵器を持つに至り、一度その抗争が
起これば、過去に例の無いジェノサイトが。

漱石が薩長に負けた故国を離れ、自分探しに出向いたロンドン、
そこで鬱病、自分は何処に自分の根拠を見出したらよいのか、それ
は現代の自分にも当て嵌まる所が多いようです、其れ故に国民作家
として尊敬を持たれているのかも。三部作の中に「公案」を求める
修行僧の話が有ったようにも。

「今漂流の日本政治」と言われますが、現代の統治機構、主権在民
のデモクラシー、まだ後進国のその国で民意反映の機能は合理的に
進んでいるのでしょうか。「民意」を構成する自分も、そのレベル
において、必ずしも上等は言えませんが。

今日、岩波ホールで「シシリーの花嫁(’04年、ドイツ・イスラ
エル・仏合同作品)、今週の火曜日に見た「フロストとニクソン」
、面白かったです。

ニヒリズムに陥る前の足掻きでしょうか。それとも「進化」を期待
してのオプチミズムでしょうか、どちらを選択すれば、勿論、後者
でしょうが。
==============================
浅山さん、
>
> これは、あの「後50年で石油が無くなる、、、」と言うのと似
> ているのでは?

やはり発想の転換が必要なようですね。

競馬の着順は、馬の鼻で決まります。競泳の着順も、指先で決まり
ます。

同じ基準で考えると、人類の文明はすでに滅んでいると考えるのが
妥当でしょう。

我々のいる場所は、もしかすると胴体かも、腰かもしれませんが、
鼻や指先がゴールに入ったら、否応なく我々もゴールに入るのです。
それに45億年の地球の歴史の中では、たかだか数十年は須臾ですか
ら。

得丸
==============================
Re: 現代という芸術  幸いなるかな 
浅山
> 同じ基準で考えると、人類の文明はすでに滅んでいると考えるの
が妥当でしょう。

得丸様

示唆的ご教示有難う御座います。しかし、今の教育は初等教育から
日本ではこの基準の統一から始め、独創を教えないところに何か、
日本の今が、雁の教えを学べば、暫く遅れた後にミクロネシアから
、やり直せば東アジアモンスーン文明の、そう貴方の言われるアフ
リカからスタートした地球人類の歩みの丁度、中間で留まって、焦
げ具合も黄色で済んでいる私達の基準にして、もう暫く、地球文明
論を語る時間が。

「シリアの花嫁」、そうでないとイスラエルとアラブ人、この映画
のゴラン高原も意味が無くなりますから。ドゥルーズ族、家族があ
のような境界線で妨げられる世界、北朝鮮の為政者は自分たちの生
きる為だけの最低限の欲をあのような、先軍政治にのみ執着する、
それに輪をかけて日本の為政者は「早く軍備増強の弁、今の与党に
したのは誰でしょう、この後も若者はそのエネルギーと彼らの「正
義感」で駆け上がるでしょう、馬鹿な為政者は、このエネルギーを
利用しようとします、白虎隊の若者達を慰めるかのように、今頃、
若松場の桜も満開でしょう。

得丸さん、基準を変えると心地良いですね。草々
==============================
浅山さん、

> 焦げ具合も黄色で済んでいる私達の基準にして、
> もう暫く、地球文明論を語る時間が。

そんなにまでして地球文明を語りたいですか。

むしろもう語ることを全面的にやめてしまったほうが、
黄昏を生きるにふさわしいと思いませんか

得丸



コラム目次に戻る
トップページに戻る