「もったいない」がまかり通る社会に もの主体の景気対策は不要、むしろ罪悪だ、政治経済の抜本改革が 必要だと思う。 もの余り時代で、多量の食べ残し、使えるものまで捨てられている のに、もっとものを使え、内需拡大が必要だ、景気景気だの大合唱、 何かがおかしいと思う。 現状は、ものに付随して、ストレス、犯罪、ホームレス、メタボ、 少子化、それに環境破壊製造マシンだ。 そもそも輸入が出来なくなったのなら大変だが輸出が停滞したと言 っても日本にものやサービスが減るわけでもない。 輸出超過で多額の外貨の保有があるのだから輸出が停滞して当然な のに、輸出停滞すると大騒ぎになるのは政治の無策だと思う。 遊び、教育、子育て、医療、介護、安全、環境、農業それにリサイ クル修理産業、などものではない産業構造への転換が必要、 すなわちもの主体の景気に頼らない経済社会が必要だと思う。 ▼参考までに キューバの実態 http://www002.upp.so-net.ne.jp/HATTORI-n/952-2.htm 環境太郎 ============================== (Fのコメント) 「もったいない」が出来る社会は、経済発展がない社会でもあると 見る人が多い。 しかし、現時点では、それに対応した社会の仕組みが必要なので、 その構築にために、やはり経済発展が必要となる。 静脈産業という廃品回収業とそのリサイクル・ビジネスを構築する ことである。この産業はまだ、未成熟であり、レアメタルを回収す る技術がない。この技術を確立すると、鉱山から出る鉱石もいらな いという社会ができる。 エネルギーも太陽光や植物から取得するようにすると、移動距離が なくなり、省エネ化される。無限の営みが可能になる。 中古車市場やリサイクル市場ができて、自動車の使用期間が長くな り、新車の量が少なくなるし、故障した車を直す工場というビジネ スができる。江戸時代のリサイクル社会でも、いろいろなビジネス があった。 やり方しだいでは、大きなビジネスになる。あまり、経済が拡大す ることを重要視する経済感覚は、そろそろ卒業することになる。 日本は人口が減少するので、経済発展を必要としないが、経済構造 の転換が必要なのだ。