3213.公益関係事業の改革/戦争技術でできた文明



霞ヶ関のみでなく公益関係事業の改革も必要

民営化するなら外部監査が不可欠、でなければ全てが闇の中、
次はその典型例 

▼電気料金の国際比較 (エネ庁のデータ)

2001年、単位:ドル/kWh、日本を(100)

           家庭用         産業用

日本        0.188 (100)      0.127(100)

アメリカ      0.085 ( 45)      0.05 ( 39)

イギリス      0.101 ( 54)      0.051( 40)

ドイツ       0.124 ( 66)      0.044( 35)

フランス      0.098 ( 52)      0.035( 28)

資料:IEA STATISTICS「ENERGY PRICES & TAXES, 4th Quarter 2003」

(参考)レートの明示がないが、約120円/ドルくらいです 

▼自動車や鉄は安いのに電気料金はなぜこんなに高いのか、
原料はどちらも輸入 、海外の2倍も高い、なのに社会問題にもなら
ないのが不思議、

マスコミはスポンサーを大切にするからで電力はこれを意識して広
報に多額の費用をかけているとしか思えない

▼電気料金の原価主義とは何か、米国に見習うべき
電気料金は原価主義である、この原価は適正化かどうかの確認が不
可欠のはず、このためには外部監査が不可欠、

給与水準は何を基準に決めているか、随意契約で高い買い物をして
いないか、など徹底した監査が必要、

だが現状では「かかった経費主義」になっていると断ぜざるを得ない

▼米国では電力会社は民営だが独占事業なので外部監査を徹底、社員
の給料は業界最低、随意契約の禁止などが義務付けられている。

電気料金の国際比較、安くするには、米国に見習え

http://www002.upp.so-net.ne.jp/HATTORI-n/708.htm
環境太郎

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戦争技術・戦闘技術でできた文明
From: tokumaru@pp.iij4u.or.jp

この分子生物学という学問は、もしかすると、戦争の技術の副産物
として発展したのではないかと思い始めていたところだからです。

つまり、毒ガスや細菌兵器といった生物兵器・化学兵器の製造や治
療のための技術として、第一次世界大戦後大きく発展し、その延長
として第二次世界大戦のときも、731石井部隊のようなものが各
国にあって、発展したのでしょうか。

しかし、人類の文明とは、結局、人間と人間の戦争、人間から動植
物という自然に対する戦争の歴史に尽きるのかもしれませんね。

7万年前の、南アフリカの中期旧石器時代の出土品である細石器文化
も矢尻や槍の穂先が出てきます。

人間は、デジタルな言語を覚え、精巧な武器を作ることを覚え、
そして世界を制覇した。
結局、7万年前から、人類の歴史とは、戦争の歴史に尽きるのではな
いでしょうか。

今回のテキストの「タンパク質の一生」が、いまひとつ目的意識に
欠けるように感じるのも、結局副産物の延長である学問に疑問を呈
することなく、学問を続けたためかもしれません。

もちろん、分子生物学だけの問題ではありません。
コンピュータも、情報理論も、文化人類学も、言語学も、すべて戦
争のためにその分野での研究が推し進められて、人が余ってしまっ
たから、戦後仕方なくその人たちを収容できるように大学に講座を
設けた。
そんな感じではないでしょうか。

いよいよ、人類は自然に対する勝利を確定し、おかげで地球環境破
壊、異常気象、地球規模海洋汚染、生物種絶滅などなど、地球環境
は末期症状となり、その延長で、「デジタルに話すサル」である我
々も、自らの滅亡を引き起こす。

そういう黙示録的な世界となったのも、人類の文明が戦争だけを目
的として発展してしまったからではないかと思うのです。

高度成長、消費社会化した憲法第9条下の戦後日本も、対外戦争はし
ませんでしたが、対自然の戦争は存分に行い、国土の荒廃を引き起
こした点では、戦争文明から逃れられなかったのだと思います。

得丸


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