3155.2008年の回想



毎年恒例の2008年の回想をしましょう。  T&Fより

T:今年始めの予測を振り返ると、福田政権にFさんは厳しい意見
  でしたが、そのとおりでしたね。官邸機能を増強して、党と官
  邸のバランスを取って首相の指導力を増さないと国民理解が得
  られない。というのは麻生首相も同じですか??
F:同じですね。麻生首相のやり方は福田政権と同じで、変り映え
  しない。小泉政権以前の昔の自民党政治に戻したので、小泉首
  相以前の不人気になっている。麻生首相には、小泉さんと同じ
  庶民やB層の意見を聞く姿勢が必要なのに、それができていな
  いために、経済的センスはあるのに、庶民感覚から見て非常に
  おかしい政策もあることで、非難が出ているように感じる。
  このままであると、間違いなく自民党政権ではなくなる。小泉
  的な庶民の声を聞く政治に戻し、雇用問題を大々的に取り上げ
  ないと危ないと見る。民主党は経済的センスがないために、日
  本を沈没させかねない。また、4月春闘での組合の賃上げ要求
  はいただけない。

T:米国大統領選挙結果はどうですか?オバマさんになりましたが
  予測では民主党になるとはあったが、名前を挙げませんでした。
F:日本としては共和党になってほしかったが、民主党のオバマさ
  んになった。オバマさんとなるかクリントンさんになるか読み
  きれなかった。その理由は、オバマ政権ではあるが、第二次ク
  リントン政権でもあるという中間形態であったことが影響した
  様に感じる。そして、イラク撤退は不況で陸軍への応募が増え
  て、イランからの撤退をしなくてもアフガンへ増派できるので
  、雇用対策としての戦争ができる環境になったようだ。また、
  イスラエルがガザ空爆を行い、ヒズボラがどう出るかで中東地
  域での戦争はあるような感じになってきた。来年は戦争の年に
  なりそうである。

T:中国はどうでしたか?中国は苦悩するとなっていましったが。
F:中国の苦悩が始まった。矛盾も増大した。ここまでは予想通り。
  しかし、今後の雇用問題をどう解決するかやドル維持の米中関
  係をいつまでするのかなど、中国は大変であるが、チャンスで
  もある。日本のように憲法9条という制約がないために、世界
  に進出できる。2隻の空母も持つことが決定した。ソマリアへ
  も艦艇を派遣したように海軍力を増強し、米中共同支配を視野
  に入れ始めている。

T:サブプライム問題はどうですか?
F:今年はこのサブプライム問題で揺れえた1年だったように感じ
  る。リーマン破綻後の急激な変化で、世界は1990年代日本
  と同様か、それ以上の状況になっている。この状態は後1〜2
  年は最低でも続くことになる。米国の覇権も衰えている。

T:このサブプライム問題で日本はどうですか?
F:日本も自動車などの産業に影響が出て、このため非正規社員の
  大量解雇が発生している。3人に1人が非正規社員という日本
  の姿が問題として浮かび上がっている。この雇用問題を解決し
  ないと、日本の将来はないと見る。


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