3150.2009年 資本主義大崩壊




Fさん、船井幸雄さんが「2009年 資本主義大崩壊!―いよいよ断末
魔の最終章が始まった」という本を出されましたね。
これから本当に資本主義が終わる、人類文明が終わるときがきたみ
たいです。

これは地球環境の有限性という点からも、うなづける結論です。
あれこれ悩んでも仕方ないので、野生動物のように、悩まず、まっ
すぐに生きていけばいいと思います。

山本陽子の詩の一節を送ります

瞬間ごとが落下なので体はいつにも 
逆ざまにぐるぐるまわりつづけるだろう。しかし生のなかの水平の
死をとびこえて 垂直の次元にはいっていき 無底に限りなく近づ
いていく。そして 落下は まさに上昇運動があるからおこるのだ、
そう彼が考えるなら らせん状の回転のなか 限りない高みへのぼ
っていくことが、一瞬のあいだにおこりえる。


 日本にいて ロシアのそりをかけりながら アイスランドへ向っ
ていき オーデンと巨人族のたたかいのなか 天使のラッパをふき
ならす。名もなければ 兄弟もない 国家も民族も同志もない。な
もたよるべきものもない。十字架すら背にしょわされず、ただひた
すら精神の自由なる第五次元、夜の果てへと旅していて 光と闇の
両極を最大にゆれ動く。次の瞬間はより大きなひろがりで、彼は神
を殺しては神を蘇生させつづける。それが生きることのすべてなの
で そこから創造のエネルギーがぎりぎりとわきあがる。そのとき
夜が果てるかはもう問題ではなくなって それが二〇世紀後半を生
きることであり、それは彼の生そのものが、無残な汚ならしい死骸
や 記号としての無機体の死ではなく ひとつの十字架になること
ができるかもしれないということを意味するのだ。冒険に役立つも
のは ただ勇気だけで 彼はひとりでいかなくてはならない。

 絶望によってむすばれて、しかもおのれはつねにひとりであるこ
とは、すばらしいことである。そこにはめくるまめく高みと、骨を
きしませる深淵があって、人間が、おのれ自身となることのできる
広大無辺な空間をやどしているからである。人間が飛ぶことができ
て、しかも飛ぶことを拒絶する、それもすばらしい試みであり――
なぜなら水平から、垂直に落下していけるのだからである。無限の
落下は無限の上昇に限りなく接近する。

 ただ 飛ぶことを すべての人々が、おそるおそるではあっても、
いま はじめなくては、人間が飛んでいく彼方もない。人間が飛ぶ
ときにのみ、空間は創造されてそこにある。

得丸
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カード社会という、クレジット社会の危険     虚風老   

 年明けと同時にアメリカでは、カードローン会社の破綻が相次ぐで
あろう。そうすると、米消費システムが壊滅的打撃になる。
これは、間接的な政策、、、財政出動(公共投資)等では救えない
はずじゃ。
よって、米国の消費の落下とともに、倒産が急上昇し、米株価は、
5000ドル台も視野にはいるじゃろうな。
            虚風老 
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世界はあるがまま、だが、そこで、人は生きんとす。  虚風老   
   
 さて、世界の方向は、おおかた出揃った。
あとは、この世界で、自分の戦略として、(まあ、自分達が立ち向
かわなければならない問題の処理法として)どう生きるかじゃ。

金のないものはそれなりに、あるいは、人々の苦しみを救うために
は、ある英知を必要とするじゃろう。
今後は、このボードは、それを記する場所であってほしいもんじゃ。

        虚風老 
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(Fのコメント)
とうとう、来るところまできたように感じる。当初想像した姿に
なっている。世界大恐慌になると7月からこのコラムでは騒いでい
る。

やっと、現実になり、皆が慌てているが、対策が後手になっている。

2009年は最悪の年になる。日本でも失業者200万人以上とい
うことになる。日本も貧乏になることは確実で、その対応策を今か
ら準備しないと、また後手に回ることになる。

そこが心配だ。政府も野党も組合も経営者も一致して取り組むべき
問題である。


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