3118.金融恐慌から実体経済大恐慌へ



金融機関に米政府が公的資金を導入したが、実体経済の不況から不
良債権が増加している。     Fより

金融機関の不況から、実体経済の不況になり、特に米自動車業界の
破綻を見込む必要がるようだ。米議会では共和党が公的資金の投入
に反対しているために、来年1月オバマ政権の開始まで議会で通ら
ないことが判明した。

もう1つ、実体経済の不況とSIVの吸収で、CDSやCDOが増加して
シティGの破綻が心配され始めた。アンワル王子は4%出資してい
るが、5%へ積み増すことを表明し、またシティは世界で5万人規
模の人員削減を発表した。、しかし不良債権総額が限界を越えてい
ると思われて、連日の急落で4ドル台になっている。このため、シ
ティは生き残りのために、モルガン・スタンレーなどと合併を目指
しているという。

このように米国は、実体経済も金融も大不況になり、全治5年以上
が必要になっているようだ。当分、経済問題で米国は躓き、世界の
面倒を見ることは出来ない。米国とともに欧州も不況下になり、世
界的な需要が弱くなっている。

そして、今後、ドル基軸通貨制度が崩壊し、かつ本格的に覇権の移
行が起こることになる。

次の体制を日本も意識し、日英同盟を組むことであり、かつ、世界
的な大不況を克服する手段を確立する必要が有る。

この大恐慌を乗り越える手法を日本は、中国や新興国とアジアなど
とともに構築するができる。この乗り越える方法を有料版では、考
えることにしたい。興味のある方は、有料版をお取りください。

さあ、どうなりますか??
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シティが合併検討、相手はゴールドマンなど=米TV
2008年 11月 21日 10:25 JST

 [20日 ロイター] 米CNBCテレビは20日、関係筋の話
としてシティグループ(C.N: 株価, 企業情報, レポート)が合併や新
たな出資受け入れを含め、複数の選択肢を検討していると報じた。

「大規模な」合併が必要になる可能性もあるとされ、CNBCのチ
ャールズ・ガスパリーノ記者によると、合併相手としてはゴールド
マン・サックス(GS.N: 株価, 企業情報, レポート)、モルガン・ス
タンレー(MS.N: 株価, 企業情報, レポート)、ステート・ストリー
ト(STT.N: 株価, 企業情報, レポート)などが挙がっている。

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世界の主要産業、市場縮小へ 金融危機で急ブレーキ
(nikkei)
 自動車、鉄鋼、半導体など主要産業の世界市場が今年から来年に
かけて軒並み縮小に転じる見通しとなった。米欧発の金融危機を契
機に需要に急ブレーキがかかっており、自動車の世界販売は2008―
09年の2年連続で前年比マイナスとなるとみられる。世界の粗鋼生産
は早ければ08年にも1998年以来の減少に転じる可能性がある。国内
各社も一斉に減産に動いており、今後、雇用などに影響が広がりそ
うだ。

 世界鉄鋼協会(ワールドスチール=旧国際鉄鋼協会)が20日発表
した10月の世界粗鋼生産(速報値)は前年同月比12.4%減。3.2%減
と6年9カ月ぶりにマイナスに転じた9月から減少幅が拡大した。世界
の約3分の一を占める中国が17%の大幅減になったほか、日米欧など
も軒並みマイナスになった。(07:00) 
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米、「量的緩和」も視野 利下げの「次」探る
(nikkei) 
 【ワシントン=大隅隆、ニューヨーク=藤井一明】米国では金融
危機によって個人と企業の心理が萎縮し、消費や投資が一段と冷え
込む恐れが強まってきた。米連邦準備理事会(FRB)は19日発表
の経済見通しで米経済が2009年にマイナス成長に転落する可能性を
示唆。景気後退とデフレの回避へ向けた、追加利下げの公算が大き
くなっているが、政策金利はゼロに近づいている。日本の量的緩和
政策などを参考にした金融政策の枠組み見直しが視野に入ってきそ
うだ。 

 FRBは経済見通しで08年の実質成長率の見通しを0.0―0.3%、
09年はマイナス0.2―プラス1.1%に改定。「回復のペースはかなり
遅い」と予想した。2年連続でゼロ近辺の低成長にとどまれば34年ぶ
りとなる。今年1月から減り始めた雇用の不振は3年続く恐れもあり
、景気悪化の出口は当面みえそうにない。 (08:30)
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NY株続落、終値444ドル安 5年8カ月ぶり安値、シティ株急落
(nikkei) 
【NQNニューヨーク=荒木朋】20日の米株式相場は大幅に続落。
ダウ工業株30種平均は前日比444ドル99セント安の7552ドル29セント
、ハイテク株の比率が高いナスダック総合株価指数は70.30ポイント
安の1316.12で終え、それぞれ2003年3月12日以来の安値で終えた。
米景気の悪化が一段と進むとの懸念などを背景に売りが優勢となっ
た。 

 ダウ平均は前日に8000ドルの大台を割り込んだ後とあって、値ご
ろ感などからの買い戻しが優勢になる場面もあった。米自動車大手
3社の救済を巡る思惑が交錯するなか、ゼネラル・モーターズ(GM
)やフォード・モーターなど自動車株の一角は買いが入ったが、株
価全体を押し上げる要因に乏しく、取引終了にかけて株価指数は一
段安となった。 

 シティグループが連日の急落で26%安。人員削減計画などが伝わ
ったJPモルガン・チェースは17%安。バンク・オブ・アメリカも
二ケタの下落率だった。ゴールドマン・サックスは5%安。モルガン
・スタンレーは急落し、節目の10ドルを割り込んだ。シェブロンや
エクソンモービルが下落。 (08:16)
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NY原油、続落 終値も50ドル割れ、3年半ぶり安値 
(nikkei)
【NQNニューヨーク=川内資子】20日のニューヨーク・マーカン
タイル取引所(NYMEX)で原油先物相場は5日続落。WTI(ウ
エスト・テキサス・インターミディエート)で、期近の12月物は前
日比4ドル安の1バレル49.62ドルで取引を終えた。世界景気の悪化観
測を背景とした売りが続いた。一時48.64ドルまで下落し、期近物と
して2005年5月23日以来の安値を付けた。 

 週間の米新規失業保険申請件数が市場予想を大幅に上回り、米景
気悪化が一段と進んでいると受け止められた。世界的に株式相場が
下落し、米国外の景気懸念が強まったことも重しとなった。高値は
53.30ドル。 

 ガソリンは5日続落。ヒーティングオイルは反落。 (07:02)

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