3098.株価が底を打ったか??



空売り規制で、英ファンドの空売りが収まり、日本人投資家の買い
が優勢になっている。     Fより

昨日は、府中で講演会を行いましたが、毎日金融情勢が違い、話を
するのが怖い感覚になっている。講演会では、金融関係の質問が続
いて、予定時間を大きく越えた。それだけ、皆さんの関心が高いの
でしょうね。

今日は、海外投資家の売りが、国内投資家の買いに押されて、株価
は大幅に上昇している。日銀の協調利下げの観測は市場に効いて、
円安にやっとシフトした。

海外投資家の引き上げを日本の投資家が埋めれば、それで終わりで
ある。

今後は、実体経済の後退が起こり、ニューヨーク株式市場が東証よ
り下げ幅が大きくなり、今後ファンダメンラルズを反映した株価を
形成するはず。

やっと、ニューヨーク株式市場に東証が引きずられない市場価格に
なってきた。これからが本当の株価形成になる。日本企業が米国企
業を買収することができる株価になる。

日本企業の株価は高く、米国企業の株価は安いことで、株式交換で
企業買収が安く出来ることになる。そして、米国企業はリストラ経
費など資金が必要になっている。この資金繰りを助けることで、日
本企業は米国企業の力を借りて、世界に乗り出すことができる。

東芝とWH(ウエスティングハウス)の関係と同じようになること
で日本企業が世界企業になる日が近いことになる。
==============================
日経平均、続伸 各国の利下げが追い風
(nikkei) 
 30日前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は3日続伸で始
まった。上げ幅は200円を超え、8400円台に乗せている。前日に米連
邦準備理事会(FRB)が0.5%の利下げを決めるなど、各国で世界
景気の悪化を受けた利下げの動きが広がっていることが追い風にな
っている。前日までの流れを引き継いだ主力株への見直し買いも継
続しており、買い気配を切り上げている銘柄も目立つ。東証株価指
数(TOPIX)も3日続伸。 

 前日の米株式相場は利下げの発表後乱高下し、ダウ工業株30種平
均は74ドル安で終えた。ただ、大引け間際までは大きく上昇してい
たうえ、シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)で日経平均先物
12月物が8475円と、前日の日経平均株価や同先物を大きく上回った
ことが、東京市場ではひとまず好感されているとみられる。
〔NQN〕 (09:52)
==============================
日銀、利下げ検討 円高・株安で景気下振れ懸念
(nikkei) 
 日銀は円高・株安など世界の金融市場の動揺で景気下振れ懸念が
強まっているのを受け、政策金利を引き下げる検討に入った。無担
保コール翌日物金利の誘導目標を現在の年0.5%から0.25%引き下げ
る案が有力。31日に開く金融政策決定会合で協議、市場動向などを
見極めながら最終決断する。日銀の利下げは量的緩和で金利をゼロ
に誘導した2001年3月以来になる。 

 日銀は決定会合で、景気判断を下方修正する。同時に公表する「
経済・物価情勢の展望(展望リポート)」で、成長率見通しを08年
度はゼロ%台前半(従来は1.2%)、09年度もゼロ%台後半(同1.5
%)に下方修正する方向だ。 (07:00)
==============================
米、0.5%追加利下げ 声明文「持続的成長へ必要に応じ行動」
(nikkei) 
 【ワシントン=米山雄介】米連邦準備理事会(FRB)は29日の
米連邦公開市場委員会(FOMC)で、最重要の政策金利であるフ
ェデラルファンド(FF)金利の誘導目標を0.5%引き下げ、年1.0
%とすることを全会一致で決定、即日実施した。8日の緊急利下げに
続き、3週間で2回の利下げに踏み切る異例の措置。日銀や欧州中央
銀行(ECB)も利下げを検討しており、日米欧の中央銀行が金融
危機の克服へ政策協調を強化する。 

 FOMC終了後に公表した声明は個人消費の低迷を主因に「経済
活動は著しく減速している」と指摘。景気判断を一段と下方修正し
た。 

 声明は「今回の利下げを含めた各国中央銀行との協調利下げや流
動性供給、金融システムの強化策などが信用改善に寄与する」との
見方を示したが、「それにもかかわらず、成長の下振れリスクは残
る」と強調。「持続的な経済成長と物価安定へ必要に応じて行動す
る」と述べ、一段の金融緩和も辞さない姿勢を示した。 (03:22)
==============================
7000円割れこうみる:外貨建てで損小さく換金売り膨らむ=みずほ
投信投資顧問 岡本氏
2008年 10月 28日 10:54 JST

 <みずほ投信投資顧問執行役員 岡本佳久氏>
 円が独歩高となっているため、外貨建てでみると日本株の下げは
相対的に小さく、売った場合の損失が少なくてすむ。このため、ヘ
ッジファンドなどが換金売りをする場合、日本株が一番売りやすい。

 ファンド勢には円高を取りに日本株を買う余裕はない。値段構わ
ずの換金売りになっているため、日経平均はファンダメンタルズか
らかい離した水準になっている。東京市場が外国人投資家の寄与度
が大きい市場であることも、現在はマイナスに働いている。国内投
資家を増やす努力が必要だ。
     (東京 28日 ロイター)


コラム目次に戻る
トップページに戻る