3079.現代という芸術 --- 地球規模の相似性



現代という芸術 --- 地球規模の相似性
皆様、

クラシーズ河口洞窟と、鵜戸神宮の位置関係、似てるのか、似てい
ないのか、、、。
現代という芸術をお届けします。

得丸

http://www.milestone-art.com/MILESTONES/issus91/htm/p6tokumaru.html

現代という芸術    地球規模の相似性
 
南アフリカ・クラシーズ河口洞窟と宮崎県日南市・鵜戸神宮

 出口王仁三郎は、「日出る国の日の本は、全く世界のひな型ぞ」
といい、九州はアフリカ大陸、本州はユーラシア大陸、四国はオー
ストラリア、北海道は北米大陸だと大本神諭で述べたという。今年
の夏、日南海岸にある鵜戸神宮にお参りしたときに、このことを思
い出した。

 前日は近くの民宿に泊まり、6時の開門をまってお参りした。神宮
に向かう神官に従って100mほど海岸沿いに歩くと、下の方へと降り
ていく階段があった。階段を降りきったところの左手が洞窟で、
その中に御本殿が鎮座ましましている。

 神官が本殿や掃除をし、電灯をつけている間、私は30m四方ほどの
洞窟の中をあちこち見学し、6時半の朝のご祈祷に参加させていただ
いた。

 神官によれば、ここは建国神話で山彦と契った竜宮の豊玉姫命が
、陸にあがってこられて、神武天皇の父となられる鵜茅葺不合尊を
お産みになられた場所である。平安時代初期から、修験道の霊地と
して全国から修験者が集まり、剣法の念流や陰流もこの洞窟の中で
生まれたそうだ。

 ついで洞窟の地質学的な説明をうかがうと、詳しいことはわから
ないが、この洞窟は海蝕によってできた隆起砂岩層なのだという。
これは奇縁。現生人類の居住跡としては最古の遺跡である、南アフ
リカのクラシーズ河口洞窟も、インド洋に面した隆起砂岩層に、海
蝕でできた洞窟だ。鵜戸の洞窟は太陽の昇り来る東を向いているが
、クラシーズ河口洞窟3号洞窟は、日の没する西を向いている。

 かたや現生人類が誕生した可能性のある、アフリカ大陸南端の少
し東にある洞窟。かたや日本の建国神話の舞台となり、剣法が生ま
れ、今は洞窟の形状に合わせて作られた神宮のお社が鎮座している
九州南端から少し東にある洞窟。

 ともに人類の運命に多大な影響を与えた洞窟の構造や位置関係が
、王仁三郎のいう地球規模で相似しているのだ。アフリカの洞窟で
生まれた人類が、日本列島にたどりついて洞窟の中で己を磨き、
ついには神社を建てたということに、人類への希望を感じたのだっ
た。



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