3066.世界が震撼した日



2008年9月29日は、将来「暗黒の月曜日」と呼ばれることに
なる。        Fより

米下院で、金融安定化法案が否決され、ダウ777ドル安で、1929
年の大恐慌以来の大幅な下げとなった。第二の大恐慌が始まった日
と将来、記念日になる日が、929である。

そして、米国民の怒りが大きいことを痛感した。この結果があると
大統領にマケインがなる可能性が高くなった。共和党だけではなく
、民主党も100名という大量の離反者が出て否決されている。

米国のマスコミは東部エスタブリシュメントに影響されて、この米
国報道を見ていても国民の感情を理解できない。このため、日本や
世界はだまされた。

こうなると、歴代の投資銀行、銀行の全経営者の過去の過大な報酬
を国が吸い上げて、それを基に国費を足して基金を作るしかない。
そうしないと、米国民が許さないような気がする。うそをついて儲
けた金を報酬にもらっていて、その損は国民負担ということにはな
らない。この怒りは理解できる。

日本でも不動産バブルで儲けた経営者を逮捕して、国民に理解され
てからしか国費の投入ができなかった事実がある。

どうか早く、米国民が納得するような解決を待つしかない。しかし
その間にも、大変な数の銀行が潰れる事になる。

この日本のバブル崩壊後の事態と比べて、深い考察を有料版で行い
ます。どうか、興味がある方は、ご購入ください。

さあ、どうなりますか??
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米下院、金融安定化法案を否決
(nikkei) 
 【ワシントン支局】米下院は29日、最大7000億ドル(約75兆円)
の不良資産を公的資金で買い取る金融安定化法案を賛成205、反対228
で否決した。共和党議員の大半が反対に回ったうえ、民主党でも100
人近くが反対票を投じた。 

 法案の正式名称は「緊急経済安定化法案」。政府・議会の調整の
結果、当初の財務省案よりも、公的資金の保全や借り手支援を強化
しているのが最大の特徴だ。 (03:27)
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米国株、ダウ777ドル安――過去最大の下げ幅、ナスダックは2000割
れ
(nikkei)
【NQNニューヨーク=川内資子】29日の米株式市場でダウ工業株
30種平均は3営業日ぶりに急反落。前週末比777ドル68セント安の1万
365ドル45セントと2005年10月27日以来の安値で終えた。下落幅は過
去最高。米下院が金融安定化法案を市場の期待に反して否決したと
伝わり、金融市場の混乱が増すとの懸念が強まり売りが膨らんだ。

 ナスダック総合株価指数は大幅続落し同199.61ポイント安の
1983.73と2005年5月13日以来の安値で終えた。S&P500種株価指数
は106ポイント安の1106.42と2004年10月以来の安値だった。

 ベルギー、オランダ、ルクセンブルグの金融大手フォルティスに
3カ国が資本を注入すると発表したほか、英政府は英中堅銀のブラッ
ドフォード・アンド・ビングレー(B&B)を一時国有化すること
を明らかにした。米金融市場の混乱の欧州への波及しているとの見
方から朝方から売りが優勢だった。

 午後に下院が最大7000億ドルの不良債権を公的資金で買い取る金
融安定化法案を否決したと伝わった。市場では法案成立の期待が強
かったため失望売りを誘った。否決で金融危機が深刻化するとの見
方や金融市場の混乱が景気を押し下げるとの懸念も強まり、幅広い
銘柄に売りが膨らんだ。主な株価指数はこの日の安値圏で終えた。

 業種別S&P500種株価指数は全十種が下落。16%安となった「金
融」や11%安の「エネルギー」の下げが目立った。ダウ平均構成銘
柄は全30銘柄が下げた。

 ニューヨーク証券取引所(NYSE)の売買高は約11億6000万株
(速報値)、ナスダック市場(同)は約28億株だった。(06:30) 
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日米欧10中銀、ドル供給65兆円に倍増 金融危機の欧州波及で
(nikkei) 
 日米欧の主要10中央銀行は29日、米金融危機が欧州などに拡大し
たことを受け、ドル資金を自国市場に供給する協調策を拡充すると
発表した。各国中銀が米連邦準備理事会(FRB)からドル資金を
調達して自国に供給する額を、これまでの2900億ドルから6200億ド
ル(約65兆1000億円)に倍増し、期間も来年1月末から同4月末に延
長する。日銀も供給額を1200億ドルに倍増する。民間金融機関のド
ル調達難が続いており、各国中銀は協調体制を強めて金融システム
の安定化を急ぐ。 

 協調策を拡充するのは日銀、FRB、欧州中央銀行(ECB)、
英イングランド銀行、スウェーデン中央銀行など10中銀。10中銀は
同日「引き続き密接に協調し、必要に応じて適切な手段を講じる」
とする共同声明を発表した。日欧などの中銀は今月18日から26日に
かけて、FRBと通貨スワップ協定を結んで自国市場に合計2900億
ドルのドル資金を供給する緊急策を発表したばかり。 (00:07)
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日経平均、下げ幅500円超す 
 30日の前場寄り付きの東京株式市場で日経平均株価は急落。下げ
幅は500円を超え、1万1100円台に下げている。取引時間中では、
2005年6月以来の安値水準。米下院が金融安定化法案を否決したこ
とをきっかけに29日の米株式相場が急落したことを受け、銀行や自
動車など幅広く投資家の見切り売りが出ている。欧州銀フォルティ
スが部分国有化されるなど米国発の金融危機が欧州へと飛び火した
ことで、投資心理は一段と冷え込み、投資家は一様に買い見送り姿
勢を強めている。東証株価指数(TOPIX)も大幅に続落。 

 寄り付き前に発表された鉱工業生産指数や完全失業率、家計調査
など8月の主要経済指標はいずれも日経QUICKニュース社
(NQN)がまとめた市場予想平均より悪かった。国内景気の後退
が一段と意識される内容となり、主力株中心に売りを誘っている。
「金融危機が景気に影響し始めた証拠で今後も経済指標を注視する
必要がある」(明和証券の矢野正義シニア・マーケットアナリスト
)との声が聞かれた。〔NQN〕 (09:29)

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