3028.黙示録の世界



黙示録の世界
from:delorin51	

 いつも興味深く拝読させていただいております。

国際状況には全くうとい私であり、文章を読むたびに、いつも成る
程と頷きながら読んでおり、政治や経済、古今東西の歴史に至るま
での造詣の深さには感じ入っております。

 ところで、最近よく、ヨハネの黙示録を引き合いに出しておられ
ますが、たしか黙示録の最初の部分には、”これは今すぐにでも起
こる事”と明記されてあった様に思います。

つまり、黙示録に書かれた状況は千九百年近く前に起こらなくては
ならなかった事柄で、21世紀の現在や、それ以降に生じる事では無
いように思います。

又このヨハネ自身も、十二使徒の一人では無く、全くの別人物とい
う説も聞いたことがあります。

ヨハネという名はたとえば、日本では太郎や次郎のような、当時と
してはよくありがちな名前の一つで、それが十二使徒の中の聖ヨハ
ネと何時の頃からか混同さるようになったとも聞いた事があります。

黙示録の記述が”今すぐにでも起こる”ものであったとしたならば
、完全に外れており、全く当たらないので有名な、あの細木数子よ
りひどい予言だった事になってしまいます。 

私は、彼を予言者のように見るのは間違いで、今となっては彼の経
歴はよくわからないが、信仰に熱心なあまり黙示録の中で語ったよ
うな幻視(預言)までしてしまう人物であり、この事からも恐らく
彼は非常に素朴でかつ敬虔な信徒で、又、当時ある程度以上の指導
的地位にあったキリスト教徒の一人だったように思います。 

そして、黙示録に書かれたビジョンのあまりのインパクトの強烈さ
と暗示的な印象深さから当たり外れに関係無く、わざわざ正典に取
り上げられたのではなかったかと思います。 

私は、それ程に知識も無い人間ですので、もし私の書いた事が間違
っていれば大変申し訳ございません。
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(Fのコメント)
キリスト教は、最後の審判があり、そして選ばれた人たちだけが天国
に行けるとしているので、その最後の世界を見ようとして、預言者
候補者たちは、黙示を見ようとしていた可能性がある。

このヨハネの黙示録もその中の1つであったが、世界の終わりの様
子が、ある程度鮮明に書けていたことで、聖書の中に組み入れられ
たのでしょうね。

黙示録の最初の部分には、”これは今すぐにでも起こる事”と明記
されてあったというのは、そのとおりです。しかし、多くのキリス
ト教徒、イスラム教徒が最後の審判を信じていることが、現時点で
は重要なことで、そのようなことが起きると確信している。

そして、キリスト教福音派とイスラム教シーア派には、これを実現
させようとしている人たちがいる。この事実が非常に大きく作用し
ているように感じている。

このヨハネの黙示録やキリスト教の最後の審判を信じない人たちは、
インド、中国、日本などアジアの人たちである。この地域には、
このような地球最後と思われる預言書はない。

ヨハネの黙示録の世界を実現しようとする人たちに注意が必要であ
ると、このコラムでは述べている。

オバマも、バイデンという外交的には強硬派を副大統領に選んでい
る。このように着々と進行しているように感じるが、どうなるので
しょうね??


ヨハネの黙示録

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