3000.日本の今



日本の今
From:浅山

各位

日本の憲法学会の今を垣間見せて頂いたように思うのは小生だけで
しょうか。

30年ほど前の新聞のコラムで「現実感を喪失した人の治療に、棒の
先に針をつけ、それで明治神宮の通りに落ちているタバコの吸殻を
拾う」と言う治療法の記事を読んだことがあります。

今、思想界にも砂上の楼閣の中だけ、いや、小さい頃から人口の中
だけ、子ども達もテレビの画像だけで知っていると錯覚している、
生きている人の世界が見えなくなってきているのではないでしょう
か。

7月12日付朝日にページは違いましたが「新たなコミュニティーを」
広井良典氏、「『異なる他者』とつくる社会」副題に「集合住宅、
民主制のモデルに」という学者の論が出ていましたが、とく後者の
方の論の組立に新しい人の育ちを知り、不安を感じました。

そんな感じを抱いた夜に帰宅して、川口の女の子の父親殺しを知り
、重ねて感じておりますが。 

実感主義とか経験主義とか強調すると、誤解も招きますが、本当に
多くの考えを持つ人間が刹那に意思を交換する多忙さの中で、心を
失う者も出てきます、そして当然のように自死か他殺か違いは有っ
ても、命を絶やす行為に走る人間が出てくるのは当然で。生死の体
感を自ら学ぶ必要が今有るように思えてなりません。

22歳から学んだ日本語で書かれた小説を読んでみようと思います。
昨夏、マンションの植栽にできた足長蜂の巣を直ぐ取り除けと、ヒ
ステリックに言ってきた母親に「足長蜂は悪戯をしなければ刺しま
せん、それよりも夏休みの自由研究に、子どもさんに観察させてあ
げたいのですが」と言う小生の願いは、その日のうちに砕かれまし
た。

管理会社の本部に寄せられた意見により、住人の安全第一、いや管
理会社の管理第一主義により、市役所に架電、消防車が一台駆け込
んで来て、小さな市販の殺虫剤で皆殺しでした。

今年の同市の広報に「雀蜂の駆除には市は対応しますが、足長蜂の
駆除は皆さんにやっていただきます、その方法についてはご相談く
ださい」と。   

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憲法は間違っているのかもしれない

今朝は早起きしたので、さきほど朝の公園で木剣の素振りをして帰
ってきて、お風呂で汗を流していて思ったのですが、憲法って間違
っていませんか。

つまり、人権規定そのものが、アリエナイ権利であり、まやかしと
いうか、宇宙の法に準拠していない空手形、詐欺師の手口にあるM資
金のようなものではないか、そんな気がしてきたのです。

人間だけに権利があって、木や草や山や川、動物や昆虫や魚や貝に
権利がないというのはいったいどういうことでしょうか。

仏法に照らしてみるならば、山川草木悉有仏性であり、人間だけが
仏性に気づくために意識の作用を乗り越える修行を必要とする。
真逆です。
人間だけが仏性が曇っている。だから修行が必要だ。これが仏法の
教えです。

肝心の人権規定が間違った概念、妄想に過ぎないのだとしたら、憲
法そのものも間違っているといえないでしょうか。

憲法学者が後生大事に憲法を語るのは、現権力の要請にしたがって
いるだけなのかもしれません。

それに、基本的人権が本当であるなら、憲法制定時に広く行われて
いた検閲は、憲法条文との関係をどう考えればよいのでしょう。
今も、日本で奴隷のように働かされているであろう外国人労働者、
セックス産業で働く女性は、どう考えればよいのでしょう。
結局、憲法は空文に過ぎないのではないか。

そんなことを思いました。
得丸公明

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