2936.年寄りよ胸を張れ若者に遠慮するな



年寄りよ胸を張れ若者に遠慮するな



年寄りの功績は極めて大きく「若者に負担をかける」は真っ赤な嘘

戦後の焼け野原で苦しみ、寝食も忘れて働きその結果が経済大国、
1500兆円もの金融資産、国内外で稼ぎまくる株式会社、土地や
家、新幹線を始め道路など多額の社会資本を若者に残すのです。海
外からの借金はないどころか多額の外貨も残すのです。

この年寄りの功績を無視し政府の無策を棚に上げ「若者に負担をか
ける」「子孫に負担を残す」と強調し世代間のいがみ合い、敬老軽
視をけしかけるとは由々しき問題、政府の無情無策こんな日本で良
いはずはないのです。政府の施策の逆が政治の基本と思うのです。

▼若者全体でみれば、若者は年寄りより遥かに恵まれた生活ができ
るのです。都市には所狭しと高層ビルの濫立、ルイ.ビトンなどの
ブランドものが世界の1/3も売れる高級品指向、なのに若者に負
担がかるからと年寄りが切り捨てられる。こんな日本で良いはずな
いのです。

全ての若者を対象に「若者に負担をかける」との詭弁で「金持ちに
負担をかけるのを避ける」ために、世代間にいがみ合いをけしかけ
る政府のやり方は人間性を無視した無責任な施策と言わざるを得な
いのです。貧富差、二極化が問題なのにこれを無視して年寄り切り
捨てが政府の政策そのものと断じざるを得ないのです。

後期高齢者医療制度がその典型です。

▼親が貧乏人の若者には負担のみがかかるが親が金持ちの若者は万々歳

親が金持ちの若者には負担をはるかに超える手厚い教育それに多額
の遺産が転がり込むのです。

私立小中高、家庭教師、塾から一流大学、一流企業へ、と進めるの
です。その上に多額の遺産も転がり込むのです。焼け野原から立ち
上がった今の年寄りには考えられなかった手厚さ、しかるにさらに
政治はさらに金持ち有利な方向に移行しつつあるのです。

これに反し親が貧乏なら手厚い教育はもちろん遺産も無いどころか
政府の借金のみが残り、自分の医療さえもままならず親の医療どこ
ろではない人も多いのです。年収200万円以下の労働者が1千万人
を超え、親が貧乏なら子供も貧乏、この連続すなわち二極化が進み
これが大きな問題なのです。

▼これが日本の現状で税制を始め政治の大幅な改革が不可欠なのです。

政府は若者負担増の詭弁と引き換えに消費税増を模索しているが、
福祉大国や米国に見習えば先に増税すべきは個人所得税(資産性所
得を含む)なのです。財源に消費税増も政府の詭弁なのです。

http://www002.upp.so-net.ne.jp/HATTORI-n/950.htm


平和太郎


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