2868.EVの高岡社長に会う



EV車ジラソーレを売っているオートイーブィジャパン株式会社の
高岡社長にモータの先生の所でお会いした。   Fより

土曜日、モータの先生の所に遊びに行った。そこに元プロラリー・
ドライバーで有名で、かつ電気自動車ジラソーレを売っている高岡
社長も来ていた。

高岡さんは、サファリ・ラリーで5位入賞を果たしたこともある世
界的に有名なラリードライバーでもある。引退後も富士重工のラリ
ーチーム総監督、モンテカルロ・スポーツカープロジェクト、アル
ファロメオ・エンジン部門担当など長年モータースポーツ人生を歩
んできた。

ラリー・ドライバー仲間の多くが死んでいる。ラリーは過酷で、1
秒間に5回以上もハンドル操作をしていて、皮の手袋が1日16時
間以上も運転するので破けることになる。それを5日間も行う。
16時間も運転していて眠くないかと質問したら、運転に夢中で眠
くないと。

サファリ・ラリーで砂漠の真ん中でエンジントラブルが起こり、3
日歩いて近くの村に着いたこともあり、生きているのが奇蹟である
とご本人は言う。ラリーカーには最低限の水と食料したないために
飲まず食わずで砂漠を歩いたという。

その後、日本を飛び出して7年間イタリアに居て、スポーツカーを
作っていた。1989年にはイタリアのモートリモデルニ社と共同で究
極の水平対抗12気筒60バルブエンジンを開発したりとイタリアの会
社とは縁が深い。

高岡さんがイタリアに魅せられるのは、そのデザインの素晴らしさ
だという。しかし、製造工程での品質管理は日本の方が断然いいと
いう。今売っている電気自動車ジラソーレと出会ったのはイタリア
のフィレンツェだったようだ。

現時点、販売を開始してから50台を日本で売っているが、100
台売ったらイタリアに旅行しようとなったが、イタリアのスリには
用心が必要であるという。ナポリの空港で日本人の女性旅行者が、
ハンドバックを子供たちに毟り取られているを見たという。

高岡さんもイタリアに着いて、2日目には買ったばかりの高級車を
盗まれたという。7年間で5台以上の車を盗まれている。税関では
シェパード犬と機関銃を持った警察官がいて、麻薬の取締りをして
いる。イタリアはマフィアの国で相当に暴力には厳重な法律体系に
なっているため、交通事故で当事者たちは手を後ろに組んで、口喧
嘩をしていると。特にナポリなど南部は悪い。

オーソレミーヨなど有名な歌は、南部イタリアを歌った歌であるが
、これは南部イタリア人が米国に移民して、ニューヨークなどで作
った歌なのだそうである。工業も北部のフィレンシェなどで、高岡
さんも北部イタリアに住んでいたと。

今後、4人乗りのジラソーレを作る計画もあり、電気自動車という
分野から見ると、この高岡社長は台風の目になる存在で、目を離せ
ない状態のようだ。この高岡さんを全面的にサポートしているのが
、ホイルモータを開発した先生であるので、面白い展開が期待でき
る。電気自動車の黎明期が始まる予感を持って、お暇した。

(参考資料)
オートイーブィジャパン株式会社
超エコロジーな電気自動車に注目

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