2837.「水」環境の復活



「水」問題がクローズアップするのが2008年。  Fより

環境問題では、石油の代替やCO2の削減が重要と言われているが
、この問題はこのコラムで幾度となく論評してきた。

このコラムでは「水」の問題、特に浄化作用を取り戻すことについ
て、その重要性を取り上げたい。温暖化で水資源が枯渇する可能性
が言われているが、南極の氷が解けて海面水位が上昇するように、
地球には水自体は豊富にある。

この水を有効に利用する技術が必要になっている。温暖化になると
暴風や高波、海面水位の上昇など水に関する気象上の話題が増加す
ることになる。しかし、「水」は昔から神聖な物として蛇信仰や水
神様として信仰の対象にしてきた。特に山から湧き出る水に対して
日本の信仰は厚い。この信仰の原因は、水の浄化作用、体に良いミ
ネラル水などと健康に良い影響があるためでしょうね。

川が浄化するのは、水が流れて水同士がぶつかり振動しているため
ではないかと見る。このことを教えているのが江本勝の「水の波動
」はおもしろい。太古神道などの古代宗教は水との関係が深い。水
の清明なところに神社を建てた。

しかし、4世紀末、日本に来た秦氏の八幡宮は水とは無関係に建て
られたから全国各地のどこでもある状態になった。しかし、普通の
神社は山からの清水が沸く所に建てたし、そこはマイナスイオン豊
富な場所もあり、病気を治す効果のある健康的な場所でもあった。

今、水を研究すると、よく分からない状態を引き起こすことがある。
水を強く掻き混ぜると、浄化作用が増し、水の振動数が高くなり、
プラスイオン化するなど不思議な現象を引き起こす。

日本の神道をもう一度、科学の目で見直すことが次の製品開発に繋
がる可能性を感じる。伝統的な言い伝えには、何かある。
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健康に役立つ水のお話
http://www.pinet.co.jp/water/column.html

【人間の体の3分の2は水分】 
人間の体の3分の2は、水分で出来ているといわれています。 
また水は、人が生きていく上で、欠くことの出来ない物質でもあり
ます。

一般的に、人間の体からは、汗や尿の形で1日に約2.4リットル
の水分が失われていくと言われています。 
このため、人は1日に2〜2.5リットルの水分を水や食べ物で補
給しているわけです。
水の重要さについて、聖マリアンナ医科大学の青野治朗医師は「水
で血液サラサラ」(宝島社新書)の中で、水の大切さについて次の
ように述べています。

「まず朝コップ1杯の水を飲むことで、脳梗塞の予防になりますね。
脳梗塞は、朝、起床時に発見されるケースが非常に多い。
それは寝ている間に、汗をかくなどして水分が奪われ、血液が濃縮
された状態になっているからなんです。
通常の生活をしている人なら、1日の中で最も血液が濃くなっている
のが朝ですから」

以上の話は脳梗塞についての談義だが、血栓や動脈硬化、心筋梗塞
、高血圧、コレステロールのアンバランスなどの予防や症状改善に
も、水を飲むことがかなりの効果を発揮すると力説する。

「だから水を飲んでますか?水をきちんと飲んで下さいね!と患者
さんに言う機会が多いですよ。
どんな人でもですね、特別にスポーツをしなくても、発汗や排泄に
よって人の体から水分は、奪われているんです。
目に見えない為、感じにくいんですけれど、人の体では<代謝水>
といって、人体を正常に機能させるために使われている水があるん
です。
体は常に水を使い、水を必要としているわけで、だから誰でも、こ
まめな水分補給が必要になるんですよ。」

と、水を飲むことの大切さを青野治朗医師は強調しています。
 

【水を利用した病気の治療】
水を利用した病気の治療については、ミネラルウォーター発祥の地
として知られるフランスが有名です。
フランスでは、テルマリズムセンター(水治療センターまたは鉱泉
治療センター)と呼ばれるミネラルウォーターを用いた病気治療セ
ンターが100ヵ所以上あり、腎臓病、高血圧症、アトピー性皮膚炎症
など様々な病気の治療が行われています。
そしてフランスでは、これらの水治療に国の健康保険が適用されて
いると言うことです。
つまりフランスでは、ミネラルウォーターの治療効果が医学的にき
ちんと認められているのです。

▼フランスのミネラルウォーター基準は厳しい
フランスのナチュラルミネラルウォーターの条件は、次のように四
つの厳しい条件をクリアしたものに限られています。
1.水源があらゆる汚染から完全に隔離されている地下水であり、
  また水源の周囲の自然環境からきちんと保護されていること
2.飲み続けることで健康に好適な特性があることが、科学的、医
  学的または臨床学的に証明されていること
3.人体にとって安全な生菌が正常な範囲で生きており、殺菌やミ
  ネラル分の添加などあらゆる人為的な加工をしていないこと
4.水が地下の水源から一切空気に触れることなく、ボトリングさ
  れていること

以上のように大変厳しい条件がフランスのミネラルウォーターには
付けられています。

なお、日本で販売されるミネラルウォーター、ナチュラルミネラル
ウォーター、ナチュラルウォーターにはろ過、沈殿、及び加熱殺菌
等が義務付けられており、フランスのミネラルウォーターとは、決
定的に異なっています。
 

【サラサラ?ドロドロ?】 
最近は「サラサラ血液」、「ドロドロ血液」と言う言葉をよく耳に
するようになりました。
人の体は、ドロドロ血液の状態が長く続くと、高血圧、心筋梗塞、
脳梗塞、糖尿病など様々な病気を引き起すといわれています。

日本人の死因の上位を占める脳梗塞、脳出血と心筋梗塞、狭心症は
、動脈硬化によって起こる病気と言われています。
動脈硬化は、血管の老化と血液の流れが悪くなることによって起こ
ります。血液の流れが、どのような状態にあるのかを直接測定する
事は、これまでは技術的に難しかったのですが、最近では血液の流
れを直接測定する装置が日本で開発され、簡単に「サラサラ血液」
なのか「ドロドロ血液」なのかが直接検査できるようになってきま
した。

しかし、このような血液検査を実施している医療機関は、「東京女
子医大付属成人医学センター」などまだまだ限られているようです。

同センターが、1200人以上の人の血流を測定した結果では、健
康な人だけでみても、ドロドロ血液の人が半分、サラサラ血液の人
は3割、まずまずの流れの人が約2割という結果がでているとのこと。
(ヘルシストニュース「あなたの血液はサラサラ?それともドロド
ロ?」より)

水の効用に詳しく、77歳の現在もバリバリの現役医師である甲田
光雄先生は、「水で血液サラサラ」(宝島新書刊)の中で、血液に
いい水との付き合い方を公開し、次のようにアドバイスしています。

▼毎日たっぷり水を飲むこと
「最近は西洋医学でも夜寝る前に、水分を摂らないと血液が濃くな
って脳梗塞を起す心配があると言っとります。
血液が濃くなると血液の流れが悪くなる。血液の流れが悪くなると
血管が詰まりやすくなって、血管の老化が進む。
血管の老化は、体の老化ですわな。だから水はできるだけたくん飲
んだほうがいい。
あまり飲めない人でも、1日最低1リットルは、摂らなあかんので
す。」

甲田光雄先生は、「できれば1日2リットルの水を、胃が丈夫な人な
ら3リットルの水を飲んだほうがいい」と言い、先生自身も1日2
リットル強の水を数回に分けて飲んでいるとのこと。

▼大量摂取が無理なら、何回かに分けて少しづつ飲む
「1日2リットルの水を飲む場合、「1合の水を1日10回」を目
安に飲む。飲みダメができる人は、回数が少なくてもかまわない。」
また「お酒を1合飲んだら、10時間以内に水を3合ぐらい飲んで
おく、それから甘いお菓子を食べたときも、7時間以内に多めの水
を飲んでおくと害を防ぐことができるんですわ」

▼一度沸騰させた水を飲むと体内で酸素が欠乏する
「人間は35万年前から真水を飲んできたんですわ。真水の中には
酸素があるのに、一旦沸騰するとなくなってしまう。それを飲むと
体の中で、本来の水に戻ろうとして、体の中の酸素を奪うんですな。
それで体内の酸素が欠乏してしまう。さらに水に溶けてイオン化し
たカルシウムが大切なのに、沸騰するとカルシウムイオンも働かな
くなってしまいますねん。」

▼体の中で水がうまく循環しない人は、循環のいい体を作ろう
水をたくさん飲むと胃がもたれたり、トイレが近くなるという人が
いるが、だからといって水を飲まないのは体によくない。

「水を飲むとすぐに下痢するとか、おなかにもたれてチャプチャプ
音がするような人がいますな。
胃下垂や内臓下垂の人に多いんですわ。こういう人は、水をたくさ
ん飲めないから飲まない。
すると便が出にくくなって宿便が溜まる。それが冷え性につながっ
て、頭痛、肩こり、になってくるんですな。疲れやすいとかスタミ
ナがないのも、このタイプの人。
こういう人はまず、宿便を出すために水を飲める体をつくる(体質
改善をする)ことから始めなあかん。
もともとたくさん飲める人は、飲んだ水を体の中に溜めておくこと
ができるんですな。
溜めたのをぐるぐると使うことができるから、トイレが近くなるよ
うなこともないんですわ。
水がたくさん飲めるようになると、寝る前に3合飲んでもトイレに
起きんようになりますねん。」

▼55年間続けている水健康法
甲田先生は、大病を患ったのを機に、今から55年前に水飲み健康
法を始めました。

「当時は重い肝臓病や胃腸病を患っておって、まずは真水をおいし
く飲めるようになろうと練習を始めたんですわ。
一度にたくさん飲まずにチビチビ飲むのがいいという話で、ウイス
キーボトルに水を詰めて、ポケットに入れてちょこちょこ飲んどっ
たわけです。3〜4年したら2リットル飲めるようになりましたわ。」

現在、甲田先生は、1日2.7リットルの水を毎日飲むとのこと。
77歳になる先生の体は、驚くほど柔らかく、会話の中には学術用
語がポンポン出てきて記憶力の衰えも全く感じさせない。先生は、
「努力で体質は、変えられる。」という。
水を飲めない人も、トレーニングを続けて水と血液がサラサラ循環
する体をつくってみてはいかがだろう。
 

【不感蒸泄】 
人は、睡眠中や入浴中、また夏など温度が高いときや、冬の空気が
乾燥している時には、少しづつ発汗するため知らず知らずのうちに
体内から水分が失われていきます。
このような形で体の水分が失われていくことを、専門用語で「不感
蒸泄」と言います。

不感蒸泄は、水分が体外に出たという自覚がないので、気づかない
うちに脱水症状に陥ってしまうのです。

「トイレが近くなるからと、寝る前に水を飲まない人がいるが、体
内の水分不足、すなわち血液ドロドロによる血栓の発生を予防する
には、こまめに水分補給をすることだ。
また、水には体内にある有毒物質を溶かしこんで排出するという利
点もある。」

と浜松医科大学名誉教授の高田明和先生は警告します。

▼できるだけ多くの水を、積極的に飲もう
では、1日にどれくらいの水を飲めばいいのでしょうか。
普通、人は飲み水や食べ物から、1日約2〜2.5リットルの水分を摂
っています。
これに対して体外に出ていく水分は、汗、尿、大便に含まれるもの
として約1.5リットル、汗以外の蒸発する水分量(不感蒸泄)とし
て、約0.9リットルとされています。
このほか、運動など、体温の上昇によって汗をかくため、実際には
摂る水分より多くの水分を失っていることになります。

「私はできるだけ多くの水を飲むことを勧めています。特に腎臓が
悪くなければ、1日2リットル以上を目標として、積極的に水を飲ん
でください。」

【参考文献】
「水で血液サラサラ」:宝島社新書
「水道水の危ない話」:河出書房新書
 
しかし、
http://uni-site.net/yoshi/stoma-care01/stoma-water.html

Q: 水を大量に飲んではいけない人は? 
A: 現在むくみがある人、心臓病で病院に通っている人、腎臓病の
  人
これらの病気を持っている人は水を多量に飲んではいけません。
担当の医師に上手な水の飲み方を教わりましょう。また、ごくまれ
に「水中毒(尿ほう症)」といって、水をとると身体の中から必要
なミネラルがどんどん出てしまう病気もあります。熱中症などで脱
水症状を起こしている人にも真水を与えてはいけません。細胞が破
壊され、命にかかわることもあります。 



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