月曜日有料版0章途中までをお送りします。 トランプ氏の米国衰退、AIバブル崩壊の危険性とAI自体の自律的な ネット環境の破壊、AIによる労働者の失業、イラン戦争、ウクライ ナ戦争、欧米諸国の金利上昇など多くの問題が起こる「漠たる不安 」が漂う時代になっている。今後を検討しよう。 津田より 0.米国の状況と世界情勢 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 先週、株価は210ドルの上昇。AI株の下落が続き、10年米国債金利が 4.99%に下落した。AI株から逃げた資金が米国債に入り、米国債金利 が下がったことによる。その上、フランス国債も金利上昇であり、 そこから流出した資金も米国債に入ったようである。 11月3日の米中間選挙も迫ってきている。中間選挙で支持率30%のト ランプ氏がボロ負けすると、弾劾裁判の可能性が濃厚になり、トラ ンプ氏は、やけ気味になり、何をしでかすのか分からない。反対に 、議会も中間選挙後に多数の高官を解雇或いは辞職させるだろうと いう。中間選挙後、米国の国政が停滞する事態になる。 その上、AIの問題が多発している。ネットサービスのサイトに不正 侵入して、多くの個人情報が盗まれている。このハッキングの手法 をAIが自動で行っているという。また、PHP言語にバグが見つかり、 ハッキングの穴ができているという。このパッチを掛ける必要にな り、世界中で多くのサイトがサービスを停止した このため、英国政府が国民に対し食料や水など3日分の物資の備蓄を 呼び掛けている。気象災害やサイバー攻撃など様々なリスクが高ま るなか、生活に必要なサービスやインフラの途絶に備えるという。 米国では、銀行員や証券マンなどの解雇が起きている。プログラマ ーも大量に解雇されている。AIによる自動化で人が必要でなくなっ ているからだ。AI不況の状況にもなっている。 それと、AIデータセンターの投資額が巨大であるが、その投資に見 合う利益が得られるのかとの観点と、その投資が循環取引になって 見かけ上の利益が膨大にしていないかと2つの面で疑念が出ている。 このため、AI関連企業の株価が下落している。 その上、AIデータセンターを作るには、電力が必要であるが、その 手配ができずに建設が遅れているし、データセンター建設反対の運 動も各地で起きていて、民主党が議会多数派になると、規制法案が 出て、益々、建設ができなくなると見られている。 このため、GPUやメモリーなどのチップはあるが、設備ができないこ とで、GPUやメモリーの需要も少なくなると見込まれ始めた。このた め、半導体株も下落している。 GPUを作るエヌビディアの1強時代であったが、他社もAI用CPUを作 り始めて、エヌビディア1強時代も終わろうとしている。 そして、AIでは中国の追い上げも厳しくなり、安価で利用できるの で、顧客が奪われている。この面からも米AI企業の利益が心配な状 況になっている。 それと、米国の賃貸マンション投資市場でも融資残高は約345兆円な のに、家賃収入の悪化で不動産ファンドが返済難に陥り、銀行は不 良債権処理を先送りしている。もし、損失が一気に表面化すれば、 信用収縮が起きる。不動産バブルも崩壊することになる。 その上、地政学的な問題も多発している。イラン戦争などの戦争も 継続して、中間選挙後の戦闘の激烈化も心配され、それに伴う原油 価格の高騰も起こることになる。 このような不安定な世界になっているが、ウクライナ戦争などで、 欧州もインフレで国民が反政府活動に参加して、フランスでも暴動 などで政情不安定になり、フランス国債の金利が上昇している。 フランスだけではなく、イタリアなど多くの国で暴動が起きて、国 債金利が上昇してきた。欧州の財政危機が連鎖し始めた。 米国衰退後、中国が覇権を取ると思われているが、その中国も、急 速な人口減少と高齢化だけでなく、習近平独裁政治で政治の硬直化 が進み、経済成長、社会保障、統治能力が長期的に低下している。 世界的に安定的な基盤が失われている。 ということで、レイ・ダリオが言う「第4の転換期」のピークポイン トに近づいているように見える。大きく世界が変わる時代になって きたようである。 以後は有料版を見てください。 0.米国の状況と世界情勢 1.日本の状況