6452.トランプ氏は損害の大きなイラン戦争から逃げたい



月曜日有料版0章途中までをお送りします。 

米中首脳会談後、トランプ氏はイランとの終戦条件を下げ続けてい
る。一方、イランは終戦条件を有利な形にして、米国に提示してい
る。イスラエルは米国に核での譲歩をしないように要求。今後を検
討しよう。               津田より

 0.米国の状況と世界情勢
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・イラン戦争
米国とイランの9項目の合意草案が漏洩した。しかし、戦争を引き起
こした問題が、その9項目の中にはない。

イランが要求した、先に60日の停戦合意した後、核問題を話し合う
という線でこの文書はできている。
アル・アラビーヤによると、草案には以下の項目がある:
1. 陸上、海上、空中での完全、即時、無条件の停戦。
2. 両側とも、相手の軍事、民間、または経済的な施設を標的にしな
   い。
3. すべての軍事作戦、活動、挑発的なメディア戦争の停止。
4. 国家の主権と領土保全への尊重、内政への干渉の禁止。
5. ペルシャ湾、ホルムズ海峡、オマーン海での航行の自由の保証。
6. 合意の実施を監視し、紛争を解決するための共同委員会の設立。
7. 未解決の問題について、最長7日以内に交渉の開始。
8. イランが条件を遵守する限り、ABDが制裁を段階的に解除。
9. 両側が合意が国際法と国連憲章に適合することを強調。
ということで、9項目のどこにも「核」という言葉が一度も出てこな
い。

このような、イランへの融和的な合意案は、湾韓諸国がトランプ氏
に戦争再開を避けるように要求したからと、トランプ氏自身が米軍
の被害想定規模が大きくなることに嫌気がさしているからだ。戦略
的にも大失敗だからだ。

その失敗を見て、ビジネスマンのトランプ氏は、損失が軽いうちに
全撤退を選択したように見る。米軍が中東から引き上げることも、
エゼキエル書にも出ているので、聖書原理主義の福音派も反対はし
ないというより、予定のシナリオのようだ。

しかし、トランプ氏とネタニアフ首相の電話会談で、ネタニアフ首
相は攻撃を主張したが、終戦を優先するとトランプ氏に一喝された
が、濃縮ウランを引き渡し条件は絶対的に必要であるとネタニアフ
首相は要求して、トランプ氏も了解した。以後、ネタニアフ首相は
、交渉経緯報告からも排除されたようであり、トランプ氏はイスラ
エルを見捨てた。

交渉では、核問題協議とホルムズ海峡の開放を停戦条件にするが、
イランの最高指導者モジタバ・ハメネイ師が同国の濃縮ウランを国
外に搬出してはならないとの指示を出した。その上、イラン革命防
衛隊はホルムズ海峡の通行料を取ると表明した。

反対に、ルビオ国務長官は、ホルムズ海峡の開放がない限り、合意
には達しないという。

このため、核協議とホルムズ海峡開放が頓挫したことで、戦争終結
の合意書も保留になり、トランプ氏は安全保障会議を23日に開くと
いう。

このため、仲介役のカタールの代表団や、パキスタンのムニール陸
軍元帥が22日に相次いで首都テヘランに到着しアラグチ外相らと協
議した。

トランプ氏としては、濃縮ウランの米国への引き渡しは譲れないよ
うであるが、停戦条件では、ホルムズ海峡の再開と引き換えに経済
的救済措置が講じられる一方、イランの核開発計画、高濃縮ウラン
備蓄、弾道ミサイルについては後日協議されるとしたことで、停戦
が成立する可能性が高まった。

以後は有料版を見てください。

0.米国の状況と世界情勢
1.日本の状況



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