6435.総選挙で円相場が急変動



月曜日有料版1章途中までをお送りします。 

片山財務相は、長期金利急上昇でも「民主主義では拡張財政は仕方
がない」という。その後、銀行にレートチェックが入り、159円台か
ら155円台まで急落。今後を検討しよう。
                 津田より

1.日本の状況
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先週、株価は100円の下落。食料品の消費税ゼロ公約で、10年国債金
利が急上昇して、2.316%になっている。2年物国債金利も1.245%まで
上昇。このため、円安も進み、特に日銀政策決定会合後の植田総裁
会見時に159円台まで円安が進んだが、この時点で米銀行にレートチ
ェックが入り、155円台まで下げる場面もあった。しかも、米国のレ
ートチェックには、守秘義務が課されなかったことで効果を増幅さ
せた。

日本の実弾?と米国のレートチェックという日米協調介入だったよう
だ。円安(ドル高)是正と米金利低下という2点で日米は利害が一致
したようだ。4円落とした日米協調介入は強い。米への見返りは、
米国債売り禁か買入増かであろう。

そして、1月23日に衆議院解散になり、2月8日に投票となるが、SNS
上では中道を誹謗する記事が目立つ。そして、どの党も消費税減税
であり、赤字国債の拡大になりそうであり、財政拡大になることで
、日本版トラス・ショックになったが、高市首相は、トランプ氏と
は違いTACOることはなかった。サナエ・ショックは、そのまま続行
となっている。

そして、10年国債金利が3%になると、潜在経済成長率1%とインフレ
見通し1.9%で、名目成長率は2.9%になり、ドーマー条件(政府債務
の対GDP比率を一定以内に収束させ、財政の持続可能性を保つための
条件)である名目経済成長率gが名目国債金利rを上回る(g>r)という
条件を指し、この条件下ではPB(基礎的財政収支)が赤字であって
も、債務GDP比は発散しないとされいるが、この公式が逆転して、財
政の持続可能性を担保するためには、PBを黒字にする必要になる。

これを阻止するためには、日銀は金利を2.5%程度に押さえるために
国債買入をして、円を市中に出すことが必要になる。

すると、円安の進行が起き、これを止めるには、円買い介入が必要
になり、外貨準備を切り崩すことになる。外貨準備は米国債で持っ
ているので、この米国債売りになるので、米長期金利も上昇するこ
とになる。米国はこれを恐れている。

もう1つ、10年国債利回りが2.5%を超え、超長期債利回りが4.5%
近辺まで上昇すれば、金融機関の評価損を拡大させ、資本余力を低
下させたことになり、金融株を中心に株価は下げることになる。高
市トレードの終焉になる。

その上、自民党が、2月の総選挙をする理由は、3月、4月に多くの食
料品メーカーが10%程度の値上げを確定していることで、ガソリン減
税でインフレが沈静化しているのは、2月までだからだ。このため、
食料品の消費税をゼロにするいうのだ。事実、12月の東京都区部速
報値は2.0%で、11月の2.7%から鈍化している。しかし、この時期を
超えると、インフレで自民党支持が減ることになる。

この上に一層の円安でインフレは加速することになる。国民の多く
の中間層の生活も厳しくなる。それが見えている。自民党が勝てる
のは、今しかないことになるが、本当に勝てるのかは疑問もある。

どちらにしても、ハイパーインフレ寸前になるまで、このバラマキ
は続くのであろう。片山財務相のいう「民主主義では拡張財政は仕
方がない」といことのようだ。全党がバラマキである。

財政健全化をいう政党がない。ワイマール憲法時代のドイツと同じ
である。

以後は有料版を見てください。

0.米国の状況と世界情勢
1.日本の状況
2.ウクライナ戦争と世界情勢




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