月曜日有料版1章途中までをお送りします。 米中両大国の没落で、日本が復活する時代になった。しかし、日本 の政治は国民の希望を無視したことで、混乱状況にある。中国から の難民が押し寄せようとする世界的激変に、新しい日本を構築する 必要がある。この日本をどう改革するのかが問われている。それを 検討しよう。 津田より 1.日本の状況 −−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−−− 先週、株価は1750円の大幅な上昇。44000円を超えた。1週間で4回 も最高値を更新した。日銀が10年国債の金利を1.5%程度に押さえる ために買いの市場介入して、円札が大量に市中に出しているためで あるが、2.9%物価上昇インフレで商品価格を上げられるので日本企 業の業績もよく、米国株よりPERが低いことで、海外投資家も日本株 を買っていることによる。 これと、日本が次の世界の中心になることが、世界の投資家も気が 付き始めたようである。オアスペ、ホーランドのペトル神父や日月 神示などの予言書やファチマの第3予言でも日本が立ち上がると述べ られているようであるが、それをローマ教会が封印してきたが、実 現時期になり、とうとう封印を解き始めたようである。 というように、日本は世界を救済するために、日本の古来からの思 想や習慣を再定義して、世界に示す必要が出てきた。このコラムを 始めた目的が実現する時代になった。1999年にコラムを初めて25年 が立っている。 中学生の時に座禅で見た風景が今、出現しているし、その時、啓示 された日本が世界を救うという状態になってきた。やっと、自分が 座禅の時に見ていたことは本当であったと自覚できる状態になって いる。 欧州の善悪的な二分思想ではなく、全員の幸福のための精神的な思 想、和をもって尊し、他者を配慮する、誠心誠意に仕事をし、正し い道を進むなどの論語的世界に、男女平等や上下平等、自然との調 和などを入れて、再定義を加えた精神的な倫理観の教科書を作るこ とである。 この論語的世界と自然との調和などの縄文時代の日本人が当たり前 に持っていた思想とを掛け合わせた思想であり、その後、弥生時代 に中国から逃げてきた長江流域の農耕民族も縄文人と混血化して、 縄文文化を取り入れたようである。このため、論語は孔子が作った が、縄文的弥生的価値観である。孔子が言語化しただけであろう。 現在の世界の混迷を抜け出すためには、明治以降の欧米文明を取り 入れる政策から、江戸時代までの日本文明の過去の発掘や精緻化す る政策に戻る必要がある。 もう、欧米文化の1%の天才や貴族層を優遇し、富を天才や貴族に集 中する進歩主義ではなく、日本の99%の人たちが、平和に心豊かに過 ごす社会を目指す国家にすることである。そして、その日本が世界 のあるべき姿であると、やっと世界は気が付いたようである。 日本人が礼儀正しい民族になったのは、江戸時代の寺子屋での論語 教育で、子供たちに中国では高級官僚になるために勉強する論語を 80%以上の日本国民に教えたことにある。 現在日本人は、欧米的な勝ち負けでなく、共生する考え方を持つ人 が多いが、戦前までの論語教育を受けた親や祖父から教えられたこ とによるのだ。 明治以降、欧米的価値の方が、論語的な価値より優れているとした が、戦後は米国的な価値観を導入して、能力主義と言って、荒んで いった。それが、9.11の東日本大震災で、論語的共生的価値に日本 人も気が付いたようである。 しかし、現在、日本は論語を見向きもしない。勿論、論語も男女平 等ではなく、現在の思想に合わない所もあり、現代化は必要である が、日本のルネサンスが必要になっている。復古運動である。 以後は有料版を見てください。 0.米国の状況 1.日本の状況 2.ウクライナ戦争の動向と世界情勢