火星ギャラリーの画像について

火星ギャラリーに掲載している画像は,火星探査機マーズ・グローバル・サーベイヤーのMOLA(レーザー高度計)のデータをもとに作った火星表面のCG画像です。

MOLAのデータは,ここにある「IEG0031T.IMG」を利用しています。これは,32分の1度(0.03125度)の解像度のデータです。ただしデータをそのまま利用すると非常に重くなるので,一部(Valles MarinerisとArgyre Planitia)については16分の1度ずつデータを取りだして利用しています。

MOLAのデータをPOV-Rayのtriangleに変換してレンダリングしています。非常に小さい三角形で火星表面の地形をモデリングしたと思ってもらえればいいです。triangleに変換する際,データがとても大きくなるので,分割して処理したものを後からPhotoshopで合成しました。

火星の緯度,経度から割り出した座標と,その位置の火星中心からの距離をもとにして,各triangleの頂点をプロットしていますので,宇宙空間からみたような感じになっています。

POV-Rayで地形を作るときは,グレースケールの画像を読み込んで作るのが普通なのですが,それだと球体の感じを出すことができません。それをやりたくてtriangleに書き出して作ってみました。ただ,ほんとに三角形をつなげただけなので,近寄るとカクカクでみれたものではありません。でもまあ,遠景ならあまり問題はないとは思いますが。


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