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個人的2015年の流行語大賞?

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 ■第92話/個人的2015年の流行語大賞?

 つい先般、今年の流行語大賞が発表された。2015ユーキャン新語・流行語年間大賞で、選ばれたのは「爆買い」と「トリプルスリー」とのこと。説明するまでもないが、「爆買い」は中国人観光客が日本に来ては大量の買い物をしていく様で、「トリプルスリー」は野球に興味がある人ならご存知の打率3割、本塁打30本、盗塁30個の成績のことである。

 この流行語大賞をもじって筆者の2015個人的流行語大賞を挙げるとするなら、さしずめ「爆不運」「トリプルワーク」といったところだろうか。「爆不運」…これはもう2015年に限ったことではないのだが、まぁそれにしてもドン底状態が一体いつまで続くやらという状況で、「どんなことにも終わりがある」「長い夜でも必ず明ける」といった格言も影を薄くするばかりの数年である。そして「トリプルワーク」…もう早いもので本格的にトリプルワークを始めてから1年が経過した。

 かつて、やはりトリプルワークをやったことが3年ほど前だったかあった。その時はさすがに体力的にもまいってしまい、睡魔により車を運転していて危うい目に遭ったことが3度ほどあり、さすがに自身で「これはまずい」と思い、ダブルワークに戻したものだった。3年ほど前であっても年齢的には少なくとも今より3歳若いわけで、普通なら少なくとも今よりは3歳分体力はあるはずである。それが挫折したにも関わらず、3歳年をとった今、かつて挫折したトリプルワークを1年も継続できているのは一体何故なのか?

 もちろん、労働の質は異なるが、もっとも異なるのはやはり切羽詰っているからこそではないかと思う。無理なら止めればいい…3年ほど前の時はそうだったのかもしれない。しかし、今は無理なら、ではなく無理を承知で…という状況だから継続できているのだろう。こんなことは決して自慢になることではない。3つの職場で、筆者のトリプルワークの件は同僚からは「よくやっていられるね」と驚嘆される。しかし、自分自身からすれば、ひたすら情けないのひと言である。

 人間は元々は怠慢な生き物ではないかと思っているが、誰だって人生が一度きりなら、楽して生活したいし、働くより遊びたいし、眠くなったら寝て、食べたくなったら美味しいものを食べて、趣味があるならそれに没頭したいし、職場が気に入らなければさっさと辞めてしまいたいと思うだろう。正直なところ、筆者とて生身の人間であるから、心の趣くままに自由に人生を楽しみたいと思っている。睡眠時間が2時間程度だ、なんてことは自慢になどなるはずもないし、そうまでして働かなくてはならないのは、お金に困っていることを大々的にアピールしているに過ぎない。

 普通、給料日というのは働いている人ならうれしい日である。もちろん、給料全額が自分の小遣いとして好き勝手に使える人は別として、多くのサラリーマンなら生活費や食費やいろいろな出費に給料は支払われるが、それでも自分の小遣いとして自由に使えるお金が入るのが給料日である。「今日は給料日だから、ちょっと奮発して美味しいものを食べようか」「給料日くらいなら月1度、映画を見たっていいかもな」…などと、人それぞれ、1ヶ月間の自分の労働へのご褒美として、そんなに大げさでなくても、普段とはほんのちょっとでも「贅沢」することが多いだろう。

 ところが、筆者の場合は給料日はうんざりである。住宅ローンの返済を筆頭に、カードローンの返済、クレジットカードの支払い、生活費…またたく間に1ヶ月の苦労の報酬は飛んで行く。小遣いなどという割り振りはない。仕事が終わった後、今日くらい外食して帰ろうか…と思ったりするが、ストイックに「いや、家に帰って食べればいいことだ」と実行できない。外食が、350円の牛丼であっても、実行できない。

 給料日はひたすらローン返済や支払いのために複数の銀行やATMでお金を割り振る日でしかない。トリプルワークの給料日が26日がひとつ、残りの2つは月末のため、住宅ローンや引落し等27日頃に支払いがあるものは最悪である。なにやら話がタイトルの個人的流行語大賞とはかけ離れた愚痴っぽい自らの悲惨さを吐露した内容になってしまったが、来年の個人的流行語大賞は、さしずめ「急浮上」「プチリタイア」とでも行きたいものである。


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