漢字とひらがなとカタカナの不思議★エッセイ

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 ■第9話/漢字とひらがなとカタカナの不思議■

 日本語というものは、本当に複雑で難しいものである。漢字もあれば、ひらがなもあり、おまけにカタカナまである。もっとも、筆者は日本語しか話せないし、多国語にはまったく精通していないので、もっともっと複雑な言語も存在するのだろうが…。

 それはともかくとして、日本語には漢字があって、ひらがながあって、カタカナがある。そして同じ単語でもそれをどう表記するかによって、かなりイメージが異なってくるものである。もちろん、その単語にはそれに相応しいというか、正しい表記があるのだが、それを意図的にイレギュラーな表記をして、人目を引いたり、印象深くするようなコピーライティング上での手法もあるだろう。

 当サイトのコンテンツに「ぽえむコーナー」があるが、これも本来ならば「ポエム」とカタカナ表記が通常である。それを意図的に「ぽえむ」とひらがな表記にしたのは、この場合は、ひらがなの方が柔らかく感じるのと、「ポエム」と通常表記にしてしまうと何やら本格的な「詩」を連想されてしまうことを懸念(?)したからである。このように意図的にノーマル表記を変えるのは外来語の場合が多いようである。本来は英語読みするものはカタカナ表記するのが自然だから、それを意図的に日本語風にひらがな表記にすると、まったく違った印象を与えるからだろう。

 そういったひらがな、カタカナ表記の使い分けは、権威ある言語学者の先生にしてみれば何とも「言葉の乱れ」の一環になってしまうのかもしれないが、それとは別で本来から日本語で、漢字で表記しようが、ひらがなであろうが、カタカナであろうが間違いではない単語が結構あるものだと思うのだが、筆者が以前からおもしろい…と思っていた単語がある。それは「女」である。ひらがなで書けば「おんな」、カタカナで書けば「オンナ」である。これはどう表記しても決して間違いではないだろう。もちろん、漢字書き取りのテストでは「女」と書かなければ×であることは言うまでもないことであるが。

 耳で聞く分には当然、どれも「女(おんな・オンナ)」である。ところが、ビジュアル的にはどうだろう。まったく違って感じないだろうか?「女」と漢字表記をすれば、まったく違和感なく特に何も感じないかもしれないが、筆者には大人の、妙な表現だが清楚な印象を受ける。「おんな」とひらがな表記にすると、筆者には何やらちょっと色っぽい女性のイメージがあるのである。そして「オンナ」とカタカナ表記にでもしようものなら、これは色っぽさを通り越して何やらエロティックな感じがしないだろうか?男性雑誌などで、意図的に表記している例を結構見かける影響もあるのかもしれないが、視覚的にはどうにもそう感じられるのである。

 だからどうなの?と問われると返答に詰まってしまうのだが、このような表記の仕方によって大幅にイメージが異なる言語というのは他にあるのだろうかと思うのである。たまたま一例として「女」という単語を取り上げたが、他にもまだまだ同様の多様な「顔」を持つ単語がたくさんあるだろう。「心」「こころ」「ココロ」なんかはどうだろう。「お洒落」「おしゃれ」「オシャレ」はいかがだろうか。

 言葉の乱れ…は、最近の若年層には顕著であり、筆者のような中年おじさんには理解できない単語もたくさんあるが、そうした乱れとはやや違った意味で、こうした単語表記の違いによる効果やイメージはなかなかおもしろいものである。その使いどきによって、本来とは違う表記ではあっても、相手により一層の効果や印象を与えるのだから。「言葉遊び」と言ってしまえば、そうかもしれないが、そうだとしても結構高尚でユニークな「遊び」だと思うのだが、いかがなもんだろうか?


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