心穏やかに/エッセイ

苦あれば楽あり…そして楽あれば…?

徒然エッセイ
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 ■第83話/苦あれば楽あり…そして楽あれば…?

 「苦あれば楽あり」とは、苦しいことがあっても耐えしのいで頑張っていれば楽しいことがありますよ…という激励的要素の強い格言である。確かにどんなことにも必ず終わりがあり、苦境も頑張って耐えていれば、必ずラッキーが訪れ、事態は好転することもあるものである。確かに言いえて妙な格言である。では、そんな苦境に耐えてようやく訪れた「楽」はどうなのか?となると、こちらもやはり未来永劫継続されるという虫のいい状態ではあり得ない。

 今は夜勤業務をメインとして複数のアルバイトを兼業して、睡眠時間が極端に少なくなってしまっており、1週間のうち3日は2時間というかなりハードな状況である。そんな7日間のうち夜勤仕事は週5日だから2日間はそこそこ睡眠時間を確保することができる。2時間しか寝られない時を「苦」とするなら、夜勤仕事の休日は「楽」というわけである。

 ところが、筆者にとってはこの夜勤休日の2日の時間の使い方が鬼門となっている。普段の3つ掛持ち状態からもっとも時間を拘束されている仕事が休みとなれば当然自由に使える時間が増える。じゃあとことん爆睡するか…と下手に寝てしまうと、かえって体調を壊してしまう危険性もある。生活のリズムが極端に変化するために、あらゆる身体機能がその「楽」に対応できかねるのである。

 あまり寝すぎるとかえって頭が痛くなったりする。せっかくの自由時間を有効に使おうと思いつつ、いまいち納得できるようなすごし方ができずに終わってしまうと猛烈な後悔の念に襲われる。昨年12月からの4つ掛持ちも最も不効率な1つを辞めて3つに絞り込んだのだが、それでも大幅に「楽」になったわけではない。自由時間が極端に増えると、その使い方に後悔しつつもやはり「楽」であることに変わりはない。

 たかだか2日でも「楽」を味わってしまうと、今度はその後に訪れてくる日常的な睡眠不足の日々がとてつもなく「苦」と感じられる。「苦」状態が当たり前のように続いている時には、確かにきついなぁ〜と思いつつも耐えてすごしているのが、「楽」をちょっとでも味わってしまうと「楽」状態には簡単に慣れて、そのありがたみを感じることすらなく、すぐに訪れる「苦」状態をそれまで以上に「苦」に感じてしまう。

 そのギャップが大きければ大きいほど、「苦」に対する「苦痛」も増大する。こんなことならいっそのこと「楽」など味わわない方がいいのでは?などとすら思ってしまう。まぁすべては気持ちの持ちよう…と言えばそれまでなのかもしれないが、「苦あれば楽あり」も真実であり、同時に「楽あれば苦あり」も歓迎すべからざることではあっても、やはり真実である。世の中はまさに「無常」なのである。


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