心穏やかに/エッセイ

考えない

徒然エッセイ
管理人室トップ管理人プロフィールぽえむコーナー徒然エッセイ展示室

 ■第77話/考えない■

 突然の妙なタイトルの文章だが、そもそもあまり考えすぎるとかえって悪い結果になったり、後手に回って好機を逸してしまう場合もあるものである。それに考えすぎると、多くの場合深刻になりがちで慎重になりすぎて結果、消極的になる場合が多い。まったく考えないで、直感のまま行動するのも問題だが、ある程度考えたら、もう必要以上に考えずに行動してしまった方がいいのではないかと思うのである。そもそも深く考えるということは時間もあり、体力もあり、精神的余裕もある場合が多いのではないだろうか?

 いろいろなことに追われ、時間もなく体力も消耗していると、ある程度は考えても、途中で面倒になってもうこれでいいか…という気持ちになる。これは何となくいい加減的に思われるかもしれないが、まったく考えないで本能のまま行動するということとは少々違う。とりあえずは考える。考えるといろいろな選択肢が浮かんでくるだろう。その選択肢が多ければ多いほど、悩む。そして時間がかかる。

 結果、結論に至るまで時間を費やす。もちろん、そうする場合がベストのこともある。考えに考えてベストな結論に到達することだって勿論ある。それに時間を費やして、考えに考えた結果の結論であれば、これだけ考え抜いて出した結論なのだからと、その結果がもし好ましいものでなかったにしろ、納得する度合いは大きいかもしれない。適当な時点で結論を出して実行し、その結果が好ましくなければ、もっと熟考してから結論を出せばよかった…と後悔するかもしれない。

 ただ、時間も余裕もあまりなく、さらに体力もなくなっていると、考えるこそ自体が負担になり、そういう時の思考回路は多分マイナス方向にいく場合が多いのではないかと思える。言い換えれば、考えても悪い結果を予想しがちになってしまうのではないかと思えるのだ。すると、よく聞くことだが、そうしたマイナスのイメージングによって、知らぬ間にマイナス方向に向かってしまうものである。悪い結果になるのではないか?と考えて、イメージすると無意識のうちにそうした結果に向かって行動し、前進してしまうのである。それなら、いっそのことある程度の時点で、もういいか!という、いい意味での開き直りも必要なのではないだろうかと思うのである。

 今の筆者の状況はまさにそんな状況である。考えていると、あまりにも厳しい状況ゆえ、深刻になり、落ち込み、どんどんマイナスのどん底に落ち込んでいってしまう。だから、最近は「考えない」のだ。近々にWワークはトリプルワークになる。それによって完全休日の日はなくなる。夜勤仕事が休日でも早朝バイトは必ずある。そして今、さらに夜勤仕事の休日の時間を利用して4つめのバイト先を探して面接もすでにいくつか受け、年齢の壁にぶち当たり、不採用の連発を食らいながらもめげずに探しては応募している。なんとか働かせてくれる場所が見つかったら、ますます休息の時間はなくなる。

 しかし、そうした厳しい現実を考えて一体何が変わるのか?考え抜けば現状は好転するかとなると、そんなことはない。夜勤明けにその後すぐ早朝バイトに向かう途中、時々一体何で自分はこんなことをしているのだろうか?と思う。しかしそれはそうしなくてはならない状況ゆえやっていることで、そのことを深く考えたとて改善されることなどない。もちろん体のためにはWワークはもちろん、トリプルワークなどしないにこしたことはない。しかし、そうでもしなくてはならないからそうしているのであって、それ以外に選択肢がない以上、考えたって仕方ないではないか。それなら考えない方がいいのである。考えずにただひたすら目の前のことを実行していく。

 睡眠時間も必然的に少ないから思考能力もあまりないし、そんな時間もないのである。考えていても睡魔に襲われる。パソコンを操作していてもいつの間にか半分寝ているなんてこともある。Macのワイヤレスマウスを使っている時など何度もマウスを落としてしまったこともある。誰かに見られたら笑われてしまうような状態である。椅子から落ちたこともある。持っていた飲み物を落としたこともある。こんな状態で正常に考えることなどできるはずがない。だったら考えない方がいいではないか。

 とは言え、繰り返しになるが何も考えないのはなく、目覚めている時には考える。こうしようか、ととりあえずその時点で自分なりの結論を出したら、それが結論になる。もっと考えれば他の選択肢もたくさん浮かんでくるかもしれないが、そんな余裕も体力もないのである。それでももちろん、その結果は自己責任である。そしてあくまでも周囲に迷惑をかけないことが大前提である。大らかと言えばちょっとはそんな状態になれた、と言うよりそうならざるを得ないからそうなったと言うべきか。…なんてことを考えても仕方ないことであるから考えないことにする。


徒然エッセイ扉へ戻る

| トップページ | What's New&サイトマップ | ともだち絵本館 | リレー絵本 | 折り紙教室 | ミニゲームコーナー | ともだちギャラリー | Flashムービー館 | 独断でおすすめの1冊 | ともだちリンク | 絵本作家リンク | 全国の絵本館紹介 | 掲示板 | 管理人室 |

TOMODACHI MUSEUM Copyright(C)SADAO MARUYAMA All Rights Reserved.