心穏やかに/エッセイ

素朴な疑問その2

徒然エッセイ
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 ■第71話/素朴な疑問その2■

 プロ野球も開幕し、ニュースでもメジャーリーグを含め、野球に関する情報を見聞きする機会が多くなった。そこで、今回の素朴な疑問はこの野球に関する文章を記してみたいと思う。今回提示する素朴な疑問は、じつは筆者としては今に始まったことではない、もうかなり以前からの素朴な疑問であり、言われてみればそうだな、と共感してくれる人も大多数いるのではないかと思うことである。

 それは、代打・代走をピンチ・ヒッター、ピンチ・ランナーと表現することである。これは一体なぜだろうか?代打にしても、代走にしてもほとんどの場合、チャンスに登場してくる選手のはずである。もちろん、例えばピッチャーに打順が回ってきたタイミングで代打を起用する場合も多いが、これとて少なくともチャンスを作るための起用であり、少なくともピンチだから起用する選手ではないはずである。代走にしても、例えば二塁走者が比較的足が遅い選手で、ワンヒットでホームに帰ってこられるような足の早い選手を起用するが、これも得点のチャンスのための起用であり、決してピンチだからではない。

 ピンチという言葉にはいろいろな意味があるのだろうが、一般的には危機とか状態がよろしくない場合であり、代打・代走を起用するシーンにはどう考えてもマッチしないのではないだろうか?状態がよろしくない…という意味からすると、確かに現状では相手チームにリードを許しており、その不利な状態を打開するために送り出すバッターという捉え方も出来なくはないかもしれないが、それでもやはり代打は現状打開からチャンスを作るために起用されるバッターである。

 にも関わらず、なぜピンチ・ヒッター、ピンチ・ランナーなのだろうか?これはもうそれこそ数十年来の素朴な疑問である。聞きなれているから今さらそれぞれをチャンス・バッターとかチャンス・ランナーなどと表現を変えたら妙に感じるし、違和感を覚えるかもしれないが、これは不思議である。

 いわゆる和製英語なのかもしれないが、これはいつかどこかのタイミングで是非検討してもらいたい素朴な疑問である。サッカーでもかつてはミスで自分側にゴールしてしまうことを自殺点などと言っていた時期が昔はあったと記憶しているが、確かに表現として好ましいものではなく、いつ頃からか定かではないがオウンゴールという表現に変わり、今や自殺点などという物騒な表現はまったくされなくなった。プロ野球の長い歴史の中で、ごく当然のように表現されてきたピンチ・ヒッターやピンチ・ランナーも是非いつかより適切な表現に変更してもらいたいものである。


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