心穏やかに/エッセイ

散歩ならぬジョギングならぬ?

徒然エッセイ
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 ■第63話/散歩ならぬジョギングならぬ…?■

Qちゃん ^今までは愛犬Qちゃんの散歩は仕事の都合もあって平日は妻に任せ、筆者は日曜日くらいしかできなかったのだが、もう1ヶ月以上前から妻が体調的に不調だったこともあり、筆者が毎日散歩に連れて行っている。もちろん雨の日は中止にしているのだが、それ以外は極端に風が強く寒かったりしない限り毎日散歩に行っている。時間帯は午前中の10時前後が多い。つまり筆者としては夜勤明けで、寝る前の散歩ということになる。

 ところがこの散歩だが、散歩というよりはジョギング…いやむしろマラソンと言った方が正しいかもしれない。なにせ、イタリアン・グレーハウンドのQちゃんである。走るのが大好きである。今までも散歩といっても優雅にゆっくりと歩くなどということはできず、Qちゃんはひたすら前へ前へと焦って早足で歩くし、その引っ張る力も結構強力だったから、普通の犬の散歩とは言い難い状況ではあったが、ここ1ヶ月くらいの散歩はそれにも増して、もう完全に走る状態となっている。

 今までの散歩でも車のあまり通らない見晴らしのいい道ではある程度の距離を走らせていたのだが、今やそれどころではない。家を出たらもうその瞬間から走る。以前からそうなのだが、Qちゃんは何故かトラックが好きである。理由はわからないが、多分普通の車よりも大きな音をたてて走ることに反応するのではないかと思う。と言ってもバスには無反応であるから、大きな車で大きなことを出すからということでもないようである。トラックならどんな車種でもほぼお気に入りのようだが、中でも最も反応するのがゴミ収拾車である。ゴミ収拾車が音楽を鳴らしながら走るからではないようである。何故なら音楽など流していなくてもその車体が走っていると反応するからである。

 最もエキサイトするのは、後方から走ってきて抜かれる時である。もちろん車の方が早いから、いかにQちゃんが頑張っても車の速さにはかなわない。もしかしたら飼い主不在でリードもなく、勝手に走らせれば、そこそこいい勝負をするのかもしれないが、いかんせん飼い主がリードを持っているから、いかにQちゃんがトラックに反応し、抜かれたらそれを追うように全力で走ろうにも飼い主がとてもついていけない。Qちゃんはトラックが後方から走ってきて自分を抜いて走り去る時、必ず吠える。普段はまったく吠えない犬なのだが、その時ばかりは必ずといっていいほど吠える。

 ジョギングというと、自分のペースで比較的ゆったりと走るイメージだが、Qちゃんとの散歩の走りは少なくともそんな優雅なものではない。とにかく走りたいようである。それもなるべく速く走りたいようである。走れば疲れるだろうに…と思うのだが、歩くよりは走りたいようである。そして突然止まってオシッコの態勢で壁や草に向かって片足をあげる。その態勢をしたからといっても必ずオシッコをするわけでもない。

 とにかくQちゃんは自分のペースで走って、急に止まってオシッコ態勢をしたり、また走って自分の気になる方向に行こうとしたりする。筆者は息を切らしながら走り、突然止まるたびに同じように急ブレーキをかけてQちゃんの調子に合わせる。場合によってはウンチの時もあるから、ウンチ態勢になったら、持参のティッシュを準備し、ビニール袋に入れて、Qちゃんが再び走り出すと、ウンチの入ったビニール袋を片手に持って走る。

 そのスピードは少なくともジョギングとは言い難い。マラソンのごとくである。もちろんマラソンランナーの走るスピードなど到底出ないが、少なくともジョギングよりは早いスピードで走る。散歩はだいたい同じコースを通るが、時間的には30分弱くらいである。30分間フルに走り通しというわけではないが、少なくともその半分くらいの時間はそこそこのスピードで走っている。前述したが、筆者は夜勤明けである。まだ食事もとる前である。夜勤明けで眠い時も多々ある。そんな状態で筆者としては結構全力疾走に近い状態で走るのである。

 最初はややもつれ気味だった足も、1ヶ月以上走っていると結構走れるようになるものである。Qちゃんにとってはまったく不満なスピードだろうが、それでもとにかく走っているのだから、まぁそこそこ満足してくれているかもしれない。後方から来て走り去っていくトラックを追走する時のQちゃんのスピードは半端ではない。リードがなかったらそれこそトラックを追いかけて全速力で結構なスピードで走るのだろう。その強力なQちゃんのパワーに引っ張られて、筆者も懸命に全力疾走するが、2〜30mも走れば息が上がる。本意ではなく、追いつけず走り去っていくトラックをQちゃんは見送る。

 考えてみれば筆者は57歳のオヤジである。しかも夜勤明けである。そう考えると筆者も結構頑張っているものである。年齢の割には結構動けるのではないかと思える。しかし、本当のことを言えば雨が降っていたりすると「今日は散歩は中止だ」などとホッするのである。今後もQちゃんが元気にマラソン散歩できるように筆者もそこそこの体力だけはキープしなくてはならない。それは筆者も十分に健康管理をして、走れる体力を維持することだから、まぁいいことなのかもしれない。Qちゃんがいてくれるからこそ体験できる少々キツい運動である。いか、と一刻も早くそのことから離れることである。それも決して焦ることなく、あくまでも自分のペースという範囲内でいいのだと思う。


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