心穏やかに/エッセイ

QちゃんとPoco

徒然エッセイ
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 ■第61話/QちゃんとPoco■

Qちゃん 我が家の愛犬もQちゃんは2歳8ヶ月、Pocoは1歳3ヶ月になった。イタグレのQちゃんは相変わらず抜群の運動神経で家の中でのボール遊びではワンバウンドのボールを走りながら見事にジャンプしてキャッチする。散歩も散歩というよりはむしろジョギングと言った方がいいようなせかせかぶりである。

 もっとも筆者は仕事の都合でもう半年以上は休日にしか散歩につき合えなくなってしまい、普段の散歩は妻にやってもらっているのだが、妻はQちゃんと一緒に走ることはできないから、まぁちょっとせわしないながらも散歩といえる状態のようだが、筆者と行く時にはQちゃんも日頃のストレス発散とばかり走る。ちょっとは歩いた方が楽なんじゃない?と思うのだが、とにかく走りたがる。

 Qちゃんのお気に入りというか、気になるものにゴミ収拾車がある。散歩途中にこのゴミ収拾車に遭遇すると何故かQちゃんは興奮するのである。走っている時に後方からきて抜き去っていくと、Qちゃんはムキになって追いかけようとする。普段はまったく吠えないのだが、このボミ収拾車追跡の時は吠えながら走るのである。だいたいトラック類に興味を示すのだが、その中でもゴミ収拾車は別格で何か気になるようである。

 1週間に1度くらいしかQちゃんの散歩にはつき合えないから、せめてその時くらいは…と筆者も必死に走る。56歳のオヤジとしては結構キツいものがあるが、Qちゃんに引っ張られるようにして走る。まぁ、いい運動といえばそうだが、夜勤明けでそのまま寝る前に散歩に行くことを考えると結構年齢の割にはすごいことをしているものである。

 もちろん走るといっても、多分Qちゃんからすれば全力ではなく、あくまでも筆者に合わせて走っているわけで、リードなどなかったら、きっともっと早く走るのだろう。もうしばらくドッグランにも連れていっていないが、また暖かくなったら是非連れていって思いっきり走らせてあげたいと思っている。

ポコ そしてPoco。我が家に来た時には痰が絡むのか、あまりいい状態ではなく、数ヶ月間病院に通って治療したが、1歳を過ぎて体も大きくなり、気管支の具合ももう通院の必要がない状態になった。トイ・フォックス・テリアという犬種の性格らしいが、とにかく自己顕示欲が強い犬である。自分が一番でないと嫌な性格のようである。体はQちゃんより一回りはちいさいが、とにかく気が強い。Qちゃんもタジタジである。イタグレは性格が温厚なせいだろうが、ボール遊びなどをしていてもQちゃんのくわえているボールは横取りするわ、Qちゃんと仲良くしていると怒って吠えるわ、Qちゃんと喧嘩をしても負けずにQちゃんの足を噛もうとする。

 噛みグセがなかなか治らず、またちょっとした音にも敏感に反応し、吠えるクセも治らない。悪さばかりして、いくら怒ってもすぐひっくり返ってごまかして、まったく反省の様子もない。甘えん坊で自分を一番可愛がってくれないと怒る性格である。ただ、運動神経はQちゃんにはまったくかなわず、ボール遊びなども才能ゼロである。Qちゃんのようにキャッチすることはまったくできない。

 夜勤明けに筆者が寝ようとすると2頭で邪魔をする。Qちゃんは筆者の顔をベロベロ舐めようとするし、Pocoは普段はQちゃんの指定席の場所を自分が確保しようとして平然として、おとなしいQちゃんはPocoがいると諦めて別の場所に避難してしまう。後から来たくせに態度がでかいのがPocoである。2頭が起きている時間は、長時間集中して何かをすることは難しい。必ず遊んでくれ…という要求とともに邪魔をする。

 しかし考えてみれば彼らがいてくれるおかげで、どれほど精神的に癒されていることか、と思う。犬は本当に純粋である。何の疑いも持たない。状況によって豹変する人間と比べると、その純粋さは切ないほどである。だからこそ愛しいし、それが自分にとっての活力にもなり、頑張らねば!という気持ちにもなれる。散歩でせかせか歩き、やたら走りたがるQちゃんを見ていても何か本当に一所懸命である。悪さばかりが目につくPocoもやっぱり彼なりに懸命に毎日を生きているのだと思う。

 まだまだ生活が安定せず、特に収入面で相変わらず赤字の持ち出し状態が改善されず、じわじわと精神的に苦しめられる毎日だが、前向きに頑張れるのはQちゃんとPocoのおかげである。以前いたパピヨンのポッキーが9歳で亡くなり、頑張ってくれたレオが亡くなり、もしあのままだったら果たしてどうだったろうか?と考えると、確かに出費の面では大幅に楽かもしれないが、多分我が家は今のような空気ではあり得ないだろうことは容易に想像できる。笑いがほとんどないかもしれない。体力ももっと落ちていたかもしれない。

 QちゃんもPocoも筆者にとっては年齢的に考えても最後の犬である。ポッキー、レオ、そしてQ、Poco…犬には本当に恵まれているとつくづく感じる。どんな犬であろうと、きっと素晴らしいと思えるのだろうが、ポッキーもレオも素晴らしい犬だったし、QちゃんもPocoも素晴らしい犬である。出会えて本当によかったとつくづく思う。だから、結構キツい日々ではあるが、頑張ろうと思うのだ。


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