デジタル時計とアナログ時計★エッセイ

デジタル時計とアナログ時計★エッセイ

徒然エッセイ
管理人室トップ管理人プロフィールぽえむコーナー徒然エッセイ展示室

 ■第6話/デジタル時計とアナログ時計■

 今やデジタルという言葉はあまりにも一般的になったが、一昔前(こんな表現をするとかなり自身がおじさんっぽいのだが)は、何やら新しい先進技術的なイメージが漂っていたものである。今となってはもう当然のごとく使われる単語であり、逆にその対局を意味するアナログ…という単語の方がレトロな感じすらする。

 ところで、一般的にデジタル時計…と言えば文字盤が液晶で時刻を数字で表す時計のことを指し、アナログ時計と言えば、ごくノーマルな秒針、長針、短針がある一般的な時計のことを言う。大別すれば時計はこの2つのパターンになるかと思うが(もっとも、ボイス時計のように時・分・秒を音声で告げてくれるようなものもあるが、今回はそうした特殊なものは置いておくとして)、皆さんはいったいどちらの時計を腕につけているだろうか?

 筆者はかつては絶対的にアナログ時計派だった。デジタル表示の時計など、まったく見向きもしなかった。ところが、最近ではデジタル表示の腕時計を愛用しており、逆にアナログ表示の時計はまったく見向きもしなくなってしまった。いったいどういうことだろうか?と、つまらないことではあるが、自己分析をしてみた。

 そもそもこのアナログ表示とデジタル表示の最大の相違点は何だろう?そしてどんなメリット、デメリットがあるのか、そのことから検証してみる必要がある。ひとつの実験として、たとえば誰かに時間を聞いてみてほしい。「すみません、今、何時ですか?」と。時刻が4時51分だった場合、「今、5時10分前です」と教えてくれる場合は間違いなくアナログ時計愛用者である。それに対して「4時50分くらいです」と教えてくれる場合はちょっと判断に苦しむパターンであるが、「4時51分です」と分単位で正確に教えてくれる場合はほぼデジタル時計愛用者と見て間違いないだろう。これは当然のことなのであるが、アナログ時計の場合、その文字盤にもよるが、見た瞬間に分の単位まで正確に把握することはやや困難である。時計の長針と短針の位置関係からアバウトな時間を認識するのである。

 それに対してデジタル時計は見た瞬間に数字で時間がわかる訳だから、必然的にその数字を認識する。前述の4時51分をデジタル時計が表示していた場合、それをわざわざ5時9分前、とか言い換えるだろうか?まずそんな面倒なことはせずに、見たままを教えるだろう。つまり、アナログ時計はだいたいの時間を把握することが多く、デジタル時計は分単位、場合によっては秒単位まで正確に把握する場合に便利ということになるのではないだろうか。

 筆者が最近(と、いってもここ数ヶ月のことであるが)、いったい何故、アナログ時計派からデジタル時計派に転身したのか…も、簡単に言ってしまえば、この時間を認識する程度に大いに関係がありそうである。かつては、そんな分まで正確に把握する必要性がなかった。と、いうよりもそんな詳細なことはどうでもよかったし、そこまで時間を気にしていなかったと言うことだと思う。だいたいでよかったのである。5時10分前くらいでよかったのである。

 ところが、今は秒までもデジタル表示の時計をつけている。つまり何時何分何秒まで認識していることになる。しかもご丁寧に定時ごとにアラームまで鳴る状態にセットしてある。これは明らかに現在の筆者の状況を明確に現していると言えるかもしれない。つまり、現在はかつてに比べて、時間の流れが気になるのである。

 これはあくまでも、筆者の独断的見解だが、時間を詳細に気にする時というのは、退屈だったり、早く時間が過ぎて欲しいときだったり、必ずしも絶好調ではない状態ではないかと思う。考えてもみてほしい。絶好調で、すべてが順風満帆の時、時間を気にするだろうか?気がつけば「もうこんな時間か!」という状態ではないだろうか?まさに時間を忘れて何かに熱中している状態である。が、時間ばかり気にするのは、早く時間が経過してほしいという心理があるのではないだろうか?そんな心理状態の時は、つい秒までも追ってしまう。5時10分前くらい…では落ち着かないのである。4時51分という5時まであと9分、8分、7分…と分読み、秒読み状態となるのではあるまいか?

 もちろん、ここで述べることは絶対的なことではない。あくまでもお断りした通り、筆者の独断的見解である。時間を大切にする場合は、それこそ1分1秒までが貴重であり、秒まで気にするのは退屈で状態が悪い時だ、など、とんでもない…とお叱りを受けるかもしれない。緊急を要する場合など、逆に時間の経過をストップしたい気持ちが優先されるだろうから。そうした緊急の場合はこのコラムでは除外しての、ごく一般的見解としてご理解いただきたい。

 いずれにしても、その時の自分自身の状態を把握する際にこのアナログ時計かデジタル時計かは、結構役立つのではないだろうか?まぁ、別にアナログであろうが、デジタルであろうが、時間にルーズな人には関係ないことかもしれないが、心理的要素として考えてみて、4時51分を5時10分くらい前と思うか、4時51分と認識したいかは意外と現状の自分自身を分析する際のバロメーターになると思うのだが、いかがなものだろうか?さて、このコラムをお読みになるあなたは、アナログ時計とデジタル時計と、どちらを愛用されているだろうか。


徒然エッセイ扉へ戻る

| トップページ | What's New&サイトマップ | ともだち絵本館 | リレー絵本 | 折り紙教室 | ミニゲームコーナー | ともだちギャラリー | Flashムービー館 | 独断でおすすめの1冊 | ともだちリンク | 絵本作家リンク | 全国の絵本館紹介 | 掲示板 | 管理人室 |

TOMODACHI MUSEUM Copyright(C)SADAO MARUYAMA All Rights Reserved.