心を穏やかに/エッセイ

心を穏やかに/エッセイ

徒然エッセイ
管理人室トップ管理人プロフィールぽえむコーナー徒然エッセイ展示室

 ■第38話/心を穏やかに…■

 穏やかな人間になろうと努力している。何やら突然だが、穏やか…ということは、つまりどんな状況にも動ぜず、心を平安に保ち、心身ともに安らいでいる状態をキープすることだ。誰しもちょっとしたことで、動揺したり、イライラしたり、激怒したり、落ち込んだりするものである。それは人間である以上、やむを得ない感情である。

 今までは、どちらかというと、そんな時、何とかそうした状況から懸命に脱出を図ったり、その根本になっている原因を追究し、そこから解決の方法や手段を見つけ出していた。しかし、最近ふと思うのである。ちょっと力みすぎじゃないだろうか?…と。こういう状態になろう…と決心すると、ちょっとでもそれが実行できなかったりすると猛烈に自己嫌悪を感じ、「ああ、やはり自分自身は凡人だからダメなんだな」と思ってしまう。

 人に対して妬ましく思ったりすることは、非常に見苦しい感情である。つい陰口や悪口を言ってしまうことは、とても見苦しい行動である。そんなことをする自分自身に気づくと本当に情けなくなる。しかし、よく考えてみれば、そんなことは人間である以上、当然なのである。嫉妬や悪口など、誰だって必ず抱いたり、言ったりすることなのである。最近は、そんな感情を自覚したり、つい口をついて言ってしまった聞き苦しい言葉の後、「まぁ、仕方ないさ、人間なんだからやむを得ないさ」と思うようにしている。

 その代わり、その感情を抱く時間を可能な限り短くする努力をしている。絶対に長引かせないようにしている。すると不思議なもので、心の乱れも少なくなってくる。何かイラついたり、ムカついたりすると、心の中で「ここだよ、ここで時間を短くしなくちゃ」とつぶやく。すると、自分自身の感情をしっかりと自覚しているから、その感情を押し出すのも、結構早くできるようになる。そして、その後、また心の中でつぶやく。「いいぞ、いいぞ。これでいいんだ」…心が比較的早く穏やかな状態に戻っていく。

 人間である以上、完璧に全てをこなすことは非常に困難である。だから、ある程度の「余裕」「遊び」のスペースを絶えず心に準備しておくことが必要なのではないだろうか。心が乱れて、イライラしたりカリカリしたりするのは、全て自分自身の感情から生まれるものである。つまりそれは、自分自身の中でコントロールできるものである。人の心をコントロールすることは到底出来ないが、自分自身の中で発生していることは全て自分でコントロールできることである。

 理屈ではそうだけど、それが難しいことなんだよな…などと思う必要はない。全てのことには始まりがあり、始まりはどんなことでもいろいろと不具合もあるものである。最初からうまく出来なくたって、それでいいのである。少しずつ、少しずつそうしたコツを習得していけばいいのである。立ち止まっているよりは、例え半歩でも前に踏み出せば、それは間違いなく前進なのだから。


徒然エッセイ扉へ戻る

| トップページ | What's New&サイトマップ | ともだち絵本館 | リレー絵本 | 折り紙教室 | ミニゲームコーナー | ともだちギャラリー | Flashムービー館 | 独断でおすすめの1冊 | ともだちリンク | 絵本作家リンク | 全国の絵本館紹介 | 掲示板 | 管理人室 |

TOMODACHI MUSEUM Copyright(C)SADAO MARUYAMA All Rights Reserved.