近頃思うこと…/エッセイ

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 ■第37話/近頃思うこと…■

 書籍の新聞広告や書店などでもいわゆる自己啓発書というより、悩み解決本という種類のものが結構多いと思う。こうした書籍が実際にどの程度売れているのか、もちろん数字的な裏付を持っているわけではないが、数多く出版されているということは、それだけ需要があるということだろう。

 筆者も数ヶ月前から何とか通勤電車の中での「爆睡」よりちょっとの時間でも読書に当てられれば…との思いからいろいろ工夫を凝らしているのだが、ただでさえ日常的な睡眠時間補充の貴重な通勤電車ゆえ、あまり難解な書籍でも読もうものならそれこそ睡魔を増長するに過ぎないことは明らかゆえ、気楽に読めてちょっとでも情報収集できたり、リラックスできるものを…と思い週刊誌を読んだりしているのだが、それ以外にも月刊誌として「PHP」を購読している。

 ご存知の方も多いと思うので、詳細説明は避けるが、PHP出版が発行する月刊誌で、これが結構コンパクトでありながら非常に素晴らしい月刊誌ではないかと思う。毎月10日発売で定価は200円、月刊誌としては小さく薄い。しかし、持ち運びにはまったく邪魔にならないし、月々によって特集テーマがある。

 その特集テーマも多くは「心を軽くするため」といった傾向である。各界で活躍する著名人が、自身の体験からそうした心の安定方法を紹介しているのだが、長文ではなく非常に読みやすい。筆者のようにちょっと油断すると一気に爆睡に陥る者にはほんの短時間でも、ちょっと読んで「なるほど」…と納得し、確かにそういう考え方もあるな、そういう方法もあるな、と納得し、何となく短時間ながら有意義な時間が持てたと勝手に自己満足した上で爆睡タイムに突入できるのである。

 まぁ、冗談はともかくとして、多くの著名人が自身の体験から、心を開放し、安らかになる術として述べているのは「気にしない」「執着しない」「考えすぎない」「自分に無理をしない」「自然体」…ごく当たり前の方法であり、特別な秘密があるものではない。

 な〜んだ、それじゃ意味ないじゃん!…と思われるかもしれない。誰だって悩み苦しんで、押し潰されそうになる体験はしているもので、それを乗り越えてきているのだが、実際のところ、その解決策として特殊能力がなければできない方法で切り抜けてきた人などいないのではないだろうか?もし、特殊能力がなければ切り抜けられないのなら、多くの人が挫折したままである。

 言葉や表現は異なっても、多くの人が誰かの体験談を参考にしたり、この手の書籍を読んで気を楽にしたり、誰かに相談して心を開放したり、その人なりの決して特殊能力ではない当たり前の方法で、何とか生き抜いているはずである。

 筆者も近頃は以前に比べると、少しは心を軽くする方法というか、回復を早める手段を身につけてきたように思う。ついに、秘策を発見した?とんでもない!やはりごく当たり前のことである。「執着しない」「無理をしない」…ということである。

 こう書くと、そんなことは充分にわかっているが、なかなか実践できないから難しいのでは?と反論されそうだが、まさにその通りで、当たり前のことは逆に結構難しい場合が多い。そこで、考えるべきことは当たり前のことを意識しようとして、ちょっとでもそれに反することがあると「やっぱりダメだ」と思わないことである。できて当たり前のことは100%できないと、妙に劣等感を感じるものではないだろうか?この100%の意識を持たないことがそのコツではないかと思う。

 例えば、筆者が「これからは人の悪口や陰口はみっともないことだから、一切言うのは止めよう。考えるのも止めよう!」と決心する。ところが、ちょっとでも気に入らないことがあると、つい口をついて出てしまいがちになるし、それを押し留めても「止めよう」と決心したことを思ってしまったこと自体に、やはり実践できなかった…と思ってしまいがちである。これは一切、言うのも止めて、そうしたことを考えることも止めることが100%完璧な自身の決心の成就であると思うからである。

 そこで、「どうせ人間だもの(相田みつお風だが…)、100%完璧なんて無理なんだ。口に出してしまったら、ああ言ってしまった。でも次は言わないようにしよう。口に出して言わないまでも、そう考えてしまったなら、考えることはいいとして、それを長引かせないようにすればいいのだ。尾を引かなければ、考えることは人間だもの(またまた相田みつお風)、仕方ないさ。気にしないこと、長引かせずに、そう思った時間をちょっとでも短くできれば充分さ」…と思うように務めている。

 これは結局は「執着しないこと」でもある。あ〜あ、できなかった…と思えることがあっても、そこで考えすぎて執着していると停滞してしまう。停滞は決して悪いことではないが、その時間をちょっとでも短くするように務めているわけである。100%の達成はもちろん理想である。しかし、90%でも充分である。いや、それこそ10%だって少なくとも0%よりはマシである。0%は何もしないことでもある。それが僅か1%だったにしても達成度合いが進んだことは紛れもない事実である。そうしてプラス思考で物事を考え、じゃあ次はもうちょっと上積みして…と考えていけばいいのではないだろうか?

 そして、自分自身のスタンダードを徐々にアップしていけばいいことである。当たり前のことをちょっとずつでもできるようになれば、きっと心も軽くなれて、執着心も徐々に消えて、穏やかな人柄になれるのではないかと、近頃つくづく思う次第である。


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