メッセージ絵本公開/エッセイ

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 ■第31話/メッセージ絵本公開■

ぼくのカメ&ぼくはぼく 当サイトの「ともだち絵本館」で「ぼくのカメ」と「ぼくはぼく」という管理人制作のオリジナル絵本のFlash版を公開しました。「ぼくのカメ」はいたってシンプルなお話の展開ですが、じつは地球温暖化ということをテーマとし、同時に「鶴の恩返し」ではありませんが、「カメの恩返し」をも表現しています。ただし、もちろん恩返し…と言っても最初からその「報酬」を目的としたものではなく、あくまでも結果論としてという意味です。

 そして、もうひとつの「ぼくはぼく」…こちらは文章がやや多めですが、自分に正直に生きようよ、ということをテーマにしています。世の中には陰でコソコソと悪いことをする人がいます。それは「犯罪」とは言わないまでも、自己中心的で人を思いやる気持ちがなく、自分勝手で自分さえよければいい、というエゴです。人は生きていく上で、いろいろなシーンに遭遇しますし、時にはいろいろな「競争」も体験しなくてはならないこともあります。

 「受験戦争」などという言葉もあります。「出世競争」という言葉もあります。人を蹴落として自分の望むものを得なくてはならないシーンも何度もあるでしょう。でも、ちょっと待ってください。そうした競争に勝つことは、果たして勝利者でしょうか?確かに、勝った方がいいでしょう。気分もいいでしょう。誇れるでしょう。でも、もしそうした勝利というものが、人を踏みにじってのものであったとしたら、人を蹴落としてのものであったとしたら、人を騙してのものであったなら、それで本当に勝者と言えるでしょうか?勝利を得て満足でしょうか?

 全ては自分の中の問題であり、結果が勝利か敗北かも突き詰めて考えれば自分の心の判断ではないでしょうか。自分が自分らしく感じられることがもっとも大切なことなのではないでしょうか。そうしたことを表現しました。

 主人公の男の子は極めてシンプルで、どちらかと言うと無個性的なキャラクターです。どこにでも見かけるような没個性的キャラクターです。絵もまったく下手です。しかし、この2つの作品を通して、筆者自身は自分自身のもっともシンプルな表現方法が出来た作品ではないかと自負しています。

 そんな作品ですが、かつて「SAVE ORORON」で実施したリレー絵本のFlash版「北のヘカチ」を制作した際に曲をお借りした作曲家のIvyさんが、素晴らしい曲をご提供してくださいました。「ぼくのカメ」には、Ivyさんが即興でイメージのまま作曲してくださったオリジナル曲を、そして「ぼくはぼく」には、筆者の希望を踏まえてくださり「夕焼け」というIvyさんのオリジナル曲を、この作品のためにアレンジし、ロングヴァージョンとしてご提供くださいました。

 筆者の作品のように、絵本としてのパワーがないものは、こうして素晴らしいBGMがつくと、不思議なことに「まともな」作品に思えてきます。Ivyさん、本当にありがとうございます。

 筆者は、この2つの絵本を「メッセージ絵本」という感じに思っています。絵本にはいろいろな世界があり、それぞれに作者の思い入れや表現したいこと、訴えたいことがあるものですが、自分を含め、読んでくださる人に向けて、作者の意図を伝えたい、メッセージとして伝えたい…そういう意図の「メッセージ絵本」です。自分自身にはどんなタッチの絵が向いているのか?どんな表現がいいのか?試行錯誤していた面もありますが、何かこうしたメッセージ絵本が筆者自身には、自分らしいのかな、なんても思えます。是非、ご覧になってみてください。


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