世にもフシギな物語?/エッセイ

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 ■第29話/世にもフシギな物語?■

 かつて摩訶不思議なお話がいろいろと紹介されるTV番組で「世にも不思議な物語」というのがあった。恐らくこの番組を知るのは筆者同様の中年以降の世代であろうと思う。「ミステリーゾーン」とか「アウターリミッツ」とかこの手の番組は見る者をゾクゾクさせたものである。ピンと来ない方に説明するなら、これまたちょっと前のものになってしまうが「Xファイル」のようなものである。

 世の中には科学や理論では説明できない不思議なことがあるものである。いわゆる心霊現象などもそうだし、人間自体の行動でもどうにも理解し難いものもある。今回、このコーナーでご紹介するエピソードは実話である。とっても「世にもフシギ」な、筆者がつい最近体験したお話なのである。

 筆者は最近は気分転換の意味も含めて口ヒゲをのばし始めたのだが、それまではどうにもヒゲというのは好きではなく、必ず毎日ヒゲそりが欠かさなかった。と言っても、筆者は100%と言っても過言ではないくらいカミソリ負けするゆえ、ヒゲそりは電気カミソリ、いわゆる電気シェーバーを使っている。この電気シェーバーにもいろいろな種類があり、2枚刃だとか水洗いできるタイプだとか、深ゾリタイプだとか、いろいろあるようだが、筆者は回転式のごくノーマルな安いタイプの充電式電気シェーバーを使っている。

 充電式にも急速充電(1時間程度)のものもあり、8時間充電のものもあったり、いろいろだが、基本的には価格的に安いものを使っている。こうした電気シェーバーもある程度使っていると、当然刃が消耗するから交換しなくてはならず、もちろん交換用の刃も市販されているのだが、この交換刃も普通のカミソリのような値段ではなく、そこそこするものである。結果的には交換刃を購入し、取り替える方が経済的なのだろうが、つい面倒になると、本体ごと新しいものに買い換えてしまう。1〜2年使えば、まぁ本体にも多少ガタが来てしまうだろうし、替え刃を購入する金額と安い回転式電気シェーバーを購入するのと3倍も価格が異なるなら考えるが、そうでもないならいっそのこと…と、つい考えてしまうのである。

 そんなワケで、いつの間にか、使えるのか使えないのか、わからないような電機シェーバーがいつの間にか4つくらいたまってしまった。もちろん、本体そのものが、いくら充電しても動かなくなってしまったようなものもあり、本来なら買い替えをした時点で使えないものは捨てるなり、処分すればよかったのだが、果たして本当に故障してしまって動かないのか、はたまた別の原因で動かないだけなのか、わからないこともあり、不本意ながらコレクションしてしまったワケである。

 さて、前置きというか、前段としての説明はこれくらいにしていよいよフシギなエピソードであるが、前述した通り、筆者はここ1ヶ月くらい前から口ヒゲを伸ばし始めた。じゃあ、電気シェーバーはもう使わないじゃん!と思われるかもしれないが、ヒゲが伸びるのは口ヒゲつまり鼻の下だけではなく、顎の部分にもヒゲはあるから、全体的に伸ばすなら一切電機シェーバーも不要だろうが、筆者のような場合だと残すところは残し、不要な部分は従来通りヒゲをそることになるのである。

 でもって、ヒゲを伸ばし始めた時点で、不要部分のヒゲをそるべく、今まで使っていた電気シェーバーを充電した。ところが、規定の充電時間、充電してもまったく動かないではないか。さては、寿命が来て壊れてしまったか?と思った。そこで、おもむろに不本意ながらコレクションされていたいくつかの電気シェーバーを全て充電した。1時間急速充電のもの、8時間充電のもの、3台あった使えるのか壊れているのか今となっては定かではない電気シェーバーを全て充電した。

 そして、決められた充電時間が経過したものから順次スイッチを入れてみた。ところがうんともすんとも言わない。やはり、これらのコレクションは壊れていたのか、もういい加減に不燃物として捨てなくてはだめだな…と思った。いずれにしても使える電気シェーバーがないということは明らかである。仕方ない、また新品のシェーバーを購入するしかないか…と思い、一番安い回転式の電気シェーバーを購入した。

 そして、ある日の真夜中と言うべきか明け方と言うべきか、午前4時前頃だったと記憶しているが、そのフシギな出来事は起こったのである。

 何やらモーターの回転する音でふと目が覚めた。何やら「ウィ〜ン」と唸っている音がしている。「ん?なんだ?」筆者は突然の妙な音に睡眠を妨げられたが、その音のする方角からして、電気シェーバーが回転しているモーター音だとすぐに理解した。ははぁ、この前、新しいシェーバーを購入する前に念のためと充電した故障シェーバーが動いているのか?

 それにしても何だって、動いているんだ?…と思いつつ、暗い中をゴソゴソと音のするあたりにある電気シェーバーをチェックした。まず最初に今回購入したものの直前まで使用していたシェーバー。しかしそれではなかった。ん?じゃあ、これか?次にその前まで使っていたシェーバーをチェックした。しかしそれでもない。何なんだ?まだ音がしている。残るはもうひとつのシェーバーだが、これは記憶も定かではないが、少なくとも3〜4年前に購入して、もはや少なくともここ2年はまったく使っていないシェーバーである。このシェーバーももちろん、いくら充電してもまったく動かなくなってしまったゆえ、お蔵入りしていた代物である。

 な、何とそのシェーバーが唸っていたのである!回転していたのである。何ってこった?どういうこった?明け方というべきか、午前4時前に筆者を起こした原因となったモーター回転音は、コレクションされたシェーバーの中で、もっとも古いシェーバーだったのである!とにかく、スイッチを切った。

 時間はまだ午前4時前である。筆者は通常は午前5時半には起床するのだが、いくら何でもこの時間に起きては、その日に支障があるゆえ、突然起こされたもうろうとした思考の中で、一体何故突然まったく動かなかったシェーバーが作動したのだろうか?と不可思議に思いながらも、ふたたびその日のために眠りについたのである。

 え〜?!そんなのあり得ない!…そう、確かにあり得ないことなのである。確かに最も新しいシェーバーを購入するにあたって、無駄なあがきとは承知しつつ、コレクションとなってしまった3台のシェーバーは充電はした。しかし、その充電とて少なくとも2週間以上は前にした状態であった。そんな状態で、一体なぜ突然、シェーバーが勝手に動作したのだろうか?しかも3台のうち、もっとも古いものである。

 このエピソードは紛れもない事実である。筆者が実体験したフシギな事実である。説明のつけようがない。この出来事に遭遇した時は、午前4時前という中途半端な時間帯であり、しかも眠りを妨げられ、思考ももうろうとした状態だったゆえ、あまり深く考えることもなく、「一体何で突然動きだしたんだろうか?」などという程度で、不思議の思いながらも、その後また眠ってしまったから、まさに夢の中の出来事のように終わってしまったが、よくよく考えてみると、ちょっとゾクッとする出来事である。

 「夢でも見たんじゃない?」と反論する方もいるかもしれないが、これは夢ではなく事実である。それは断言できる。しかし、一体なぜ、そのような不可思議なことが起こったのか、筆者には理解できない。まさに世にもフシギな物語なのである。


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